2016年2月18日に日本リート投資法人の決算が発表されました。
 当初の予想一口当たり7,252円のところ7,581円で着地しました。

 日本リートはオフィスを中心とした総合型のJ-REITです。レジデンスと、少数ですが商業施設も保有しています。第7期では公募増資もからめて合計12物件を取得しました。

 もともと資産規模を拡大する方針であり、第8期も物件取得による外部成長を図っていくようです。決算短信の5ページ目。メインスポンサーである双日株式会社によるウエアハウジングを通じた物件の一時保有及び治癒機能、並びにスポンサー各社が組成に関与するブリッジファンドによる物件の一時的保有機能の提供を受けることを検討し、かかる機能の提供を受けることで物件取得機会の逸失 を回避し、成長機会の最大化を目指す。とのこと。

 「ウエアハウジング」とは第三者からの取得予定の物件を一旦スポンサーないし、スポンサーの出資するSPCに購入させた後、投資法人がそのSPCから高値で不動産を購入する嘘っぱち機能を言います。

 不動産の価格が上昇局面を迎える場合にこの「ウエアハウジング」は機能すべきだと思います。どこの投資法人も2013年~2015年に公募増資を盛んに行ってきおり、各投資法人は「買えそうなものはだいたい買えた」のではないかと思っています。
 
 今、検討しているということは高値のアセットをより高値で買うと言っているのと同じだと思います。