イオンリート投資法人が2017年9月28日に資産の運用を委託する資産運用会社であるイオン・リートマネジメント㈱は、投資法人の保有資産であるイオンモール熊本について、賃借人であり、パイプラインサポート契約及び SC マネジメント契約の締結先であるイオンモール㈱と、サブ核ゾーンの開発についての協議を行い、開発協定書の締結を決定したと発表しました。
 投資法人と資産運用会社は、イオングループ各社との間でサポート契約等を締結することにより、イオングループの強固なサポート体制を構築しています。 これらサポート契約等を通じ、商業施設の開発・運営においてイオングループが培ってきたノウハウ・総合力を最大限活用し、中長期的なポートフォリオ成長を目指しています。
 物件のサブ核ゾーンは 2016年4月の熊本地震の被害が大きかったため取壊しを行いましたが、取壊し後の開発についてはイオンモール㈱と協力し、本物件を地域の皆さまのあらゆるニーズを満たすショッピングセンターとして進化させ、更なる資産価値の向上を図ってまいります。
 
1. 開発協定書の概要

 
(1)物件名 イオンモール熊本
 
(2)契約締結先 イオンモール㈱ 三井住友信託銀行㈱
 
(3)開発協定書の骨子 
  ①物件の敷地上で、イオンモール㈱が同社の費用と責任において新たに建物を建設。
  ②信託受託者及びイオンモール㈱は、建物のイオンモール㈱への引渡しまでに、建物の敷地に係る賃貸借契約を締結する。
  ③投資法人は、建物建設の請負契約上の地位及び権利義務の譲り受けについて優先的に交渉する権利を有する。
  ■優先交渉権の概要
 (1)権利の内容
  投資法人が、建物建設の請負契約上の地位及び権利義務の譲り受けについて優先的に交渉する権利
 (2)優先交渉期間
  開発協定書の有効期間中
  (注)なお、事業用定期借地権設定契約においても、建物建設の請負契約上の地位及び権利義務の譲り受けについて優先的に交渉する権利が規定される予定となっています。。
(4)今後のスケジュール
  ①建築確認取得 2017 年 9 月 25 日
  ②開発協定書の締結(予定) 2017 年秋
  ③建物の建築着工(予定) 2017 年秋
  ④竣工(予定) 2018 年

2. 本件建物の概要(予定)
 
 構造・階数 鉄骨造・地上 3 階建て
 延床面積 28,162.88 ㎡
 用途 店舗
 所在地 熊本県上益城郡嘉島町大字上島字長池 2232

3. 今後の見通し

 建物の取得を決定したものではなく運用状況及び分配の見通し(予想数値) への影響は無いとしています。
 熊本地震で大ダメージを負い、地域分散ポートフォリオが完全に裏目に出たイオンリートのイオンモール熊本の復興策が具体的な形になったようですね。スポンサーが買い取って補修後に売却というスキームではなく投資法人が保有している状況で新たに建設するという新技を繰り出してきましたね。もともと駐車場が設定されているロードサイド型の店舗であること、今の秋がショッピングモールとして店舗の売り上げダメージが少ない次期に建設工事を行うことはタイミング的にも良いと思います。竣工時期が2018年としていますが、出来れば年末までに終わらせることができれば、年始の正月商戦の来客を取り込むことができると思いますが、難しいかもしれませんね。

 しかし、イオンリートの決算が1月・2月であることを考えると1月下旬~2月上旬に優先交渉権を利用して建築部分を取得することが一番妥当だと考えられます。