J-REIT投資に挑戦したいと思ったら、まずは証券口座を作る必要があります。。ネット専業の証券会社から店舗型証券会社まで、たくさん証券会社がありますが、自分の投資スタイルに合う証券会社を選ぶことが最も重要です。

 証券会社によって手数料やサービスが違いますから、適当に選ぶと手数料が高くついたり、ある証券会社では無料なのに別の証券会社では有料であるケースもあります。

 NISA口座での取引なら手数料無料にしている証券会社があったり、少額の取引なら手数料無料の証券会社もありますから、しっかり比較する必要があります。証券会社を決めた後も特定口座を選ぶのか、一般口座を選ぶのかによって確定申告にかかる手間が違ってきますから慎重に吟味した方が良いです。

J-REITの運用は分配金の複利運用が基本

 J-REITでの資産運用は買った投資口からの分配金で稼ぐことが重要になります。J-REITは「投資法人」という分配金を毎期拠出することが使命となっているので分配金を支払っていないというJ-REIT銘柄はありません。ここが一般企業と違う点です。J-REITはリーマンショック時にも分配金を支払い続けていたため、「今期は赤字だから配当するのを止める」という可能性が低いので買った投資口価格が下落を含み損を抱えていたとしても分配金はほぼ毎期支払われているのでトレードで儲ける人は株式よりも少ないということが現状です。
 ※J-REITは1年に1回以上、分配金を支払わなくてはならないので6ヵ月決算が多いいJ-REITは毎年実質1回分の分配金は支払わなくても法令違反にはなりません。 

J-REITの運用での証券口座のポイントはズバリ手数料
10万円まで 30万円まで 50万円まで 100万円まで NISA口座(売買) NISA口座(売却)
マネックス証券 100円 250円 450円 1,000円 0円 0円
楽天証券 90円 250円 250円 487円 0円 0円
松井証券 0円 300円 500円 1,000円 0円 0円
SBI証券 90円 250円 250円 487円 0円 0円
ライブスター証券 80円 180円 180円 340円 80円 80円
丸三証券 200円 300円 500円 1,000円 200円 200円
SMBC日興証券 125円 250円 400円 800円 125円 125円
野村証券 150円 324円 515円 1,029円 150円 150円
大和証券 1,000円 1,035円 1,725円 3,450円 150円 150円

 J-REITでの資産運用は買った投資口からの分配金が元になるので株式よりも売買する確率は低いことになります。そのため1番留意しなければならないポイントは投資家のコストとなる部分、つまり投資口売買手数料ということになります。主要証券会社の売買手数料は上記の通りです。

 ここで分かるのはネット証券会社の手数料は群を抜いて安いということ、何度も売買する可能性は低いといっても投資家さんのポートフォリオ入れ替えなので投資口の売却を考えることもあると思います。「もしも」の可能性を考えるほど手数料面ではネット証券会社が有利だと考えられます。

 特に「松井証券」 SBI証券 」「は1日の約定代金が10万円以下の取引なら取引手数料が無料です。J-REITの銘柄にもよりますが、成長性が高い投資法人や特定のアセットに特化した投資法人は総じて人気が高く投資口価格も30万円以上する銘柄もありますのからJ-REIT投資初心者の方は30万円、50万円あたりを基準に考えた方が良いと思います。そうなると マネックス証券 」、「 楽天証券 」、「 SBI証券 」、「 ライブスター証券 」もお勧めすることができます。

J-REITのIPOを狙いたい!!お勧め証券口座は?

 J-REITも上場の際は一般企業と同じように公募増資(IPO)を行います。IPOは企業が資金を集めるために、自社の株を新たに一般の投資家へ売り出すことを言います。多くの投資で生計をたてているような人はIPOを狙っていく人が非常に多いです。

 IPOは投資口を投資家さんに買ってもらえるよいに最初に設定する株の公募価格はあらかじめ安く設定しているので、IPO株が市場に売り出されたときは値が上がり安いという背景があります。
(※投資家さんに人気が無くて公募価格が初値を下回り損失が生じる場合もあります。)

 J-REITのIPOを狙う場合は「SMBC日興証券」が取扱数が多くお勧めだということができます。特に「SMBC日興証券」、「大和証券」、「野村証券」の3社はJ-REITの公募増資の常連です。特に不動産業全体が追い風にある場合は初値が大きく上回るケースも多く高い売買手数料は気にならなくなります。

ヴォロスのJ-REIT運用法は?

 J-REITで資産運用を行っていますが、証券口座は主に3つ使用しています。特に中心に使用しているのは マネックス証券 。こちらでNISA口座を開設しています。後は投資信託用にSBI証券を、分析レポート目当てで楽天証券の証券口座を開設しています。多くの取引を行うメインとしての証券口座と分析やJ-REIT以外の投資を実行しやすいサブ証券口座を持っておくと良いと思います。

 私は一か八かのIPOは狙っていないのでネット証券での口座開設をお勧めしています。反対にネットよりも未だに電話注文が主体となっている「大和証券」、「野村証券」はお勧めしていません。証券会社の人と会話すると安心感が持てるなど特殊な理由でもない限りはコストが圧倒的に安い「松井証券」、「 マネックス証券 」、「 楽天証券 」、「 SBI証券 」、「 ライブスター証券 」が良いですね。