2018年3月14日にヘルスケア&メディカル投資法人の決算が発表されました。
当初の予想一口当たり分配金が2,483円のところ2,653円で着地しました。
当初の予想一口当たり分配金が2,483円のところ2,653円で着地しました。
J-REIT初の病院の取得
2018年1月期の動きは2017年11月10日に1物件(新潟リハビリテーション病院)を取得価格2,060百万円にて取得しました。 2018年1月期末現在25物件を保有しており、総賃貸可能面積120,490.48㎡、総テナント数31テナント、稼働率100.0%となっています。
運用の結果、2018年1月期の実績として、営業収益1,219百万円、営業利益624百万円、経常利益513百万円、当期純利益512百万円となりました。分配金につきましては、投資口1口当たりの分配金を2,653円となっています。ヘルスケア&メディカル投資法人の今期の重要な点はやはり病院をJ-REITとして初の取得を行ったという点だと思います。これはシニア系J-REITにしかできないアセットの取得なのでこれから加速していくものと思われます。日本特有の問題である少子高齢化を唯一ポジティブに捉えることができるのは病院や老人ホームなどの介護施設だけなのでヘルスケア&メディカル投資法人の投資口を今のうちに取得しておくことは有効だと思われます。
LTVは高いが利息負担割合は非常に小さい
ヘルスケア&メディカル投資法人は、中長期的に安定した収益の確保及び資産価値の維持・向上のため、安定的な財務運営を行うことを基本方針としています。2018年1月期におきましては、資金調達を行っておらず、2018年1月期末時点での出資総額は19,800百万円、発行済投資口の総口数は193,107口、有利子負債は総額20,700百万円です。有利子負債のうち、短期借入金 1,000百万円、1年内返済予定の長期借入金7,000百万円は2018年3月20日に返済期日が到来します。2018年1月期末時点で、LTVは48.8%となっています。
なお、2018年1月31日現在の本投資法人の格付の取得状況は㈱日本格付研究所(JCR)よりA(格付の見通し:安定的)の評価をJCRから得ています。これは前期と変更有りません。もっと格付評価が高くても良いと思うのですが、そこはやはりJCRなので収益性を最も重視する格付機関だけに成長性よりも安定性の高いシニア系J-REITの格付けを上昇させる気はないようですね。
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