2018年8月2日にしんきんアセットマネジメントよりJ-REITマーケットレポートが開示されましたのでご紹介致します。

 2018年7月のJ-REIT市場は、米国による中国製品に対する340億ドル相当の制裁関税の発動や、2,000億ドルの追加関税を課す措置の原案公表などを警戒し、株価が軟調に推移する局面でも、安定した収益に着目した買いなどに支えられて底堅く推移しました。ただ下旬には、日銀が金融緩和政策を修正するとの観測が浮上し、長期金利が急上昇したことを受け急落しました。月末は、日銀が長期金利の変動を容認することを決定しましたが、金利目標が引き上げられ ず、長期金利が低下に転じたことを受け、J-REITは買い戻しが優勢になりました。 
 今後は、米政権の政策運営や国内金利の動向などを確認しながら、方向感を探ることになりそうです。日銀は、長 期金利の変動をある程度許容するよう金融政策を微調整しました。今後、長期金利が上昇する可能性があり注意が必 要です。もっとも、日銀が緩和政策を粘り強く続ける方針は変わっていません。長期金利の誘導目標の上限は0.2% 程度であり、金利上昇は限定的となりそうです。長期金利が落ち着くと、J-REITも持ち直しの動きが広がりそうです。他方、東京都心のオフィスビル市場は、堅調に推移しています。また、J-REITの予想分配金利回りは4%強と相対的に高い水準です。米国の通商政策には引き続き注意が必要ですが、J-REITは海外要因の影響を受けにくく、下押し圧力は限定的とみられるとしています。
 
7月の主要指標

 東証REIT指数
  1,768.31円前月比(+0.2%)

 東証REIT指数(用途別)
  オフィス   1,775.68(前月比+0.2%)
  住宅     2,642.94(前月比+2.8%)
  商業・物流等 2,136.87(前月比▲0.7%)

20180810しんきんアセットマネジメントJ-REITレポート


【出典:しんきんアセットマネジメント㈱しんきんアセットマネジメントJ-REITマーケットレポート2018年7月】