2018年8月15日に日本ビルファンド投資法人の決算が発表されました。
当初の予想一口当たり9,620円のところ9,650円で着地しました。

NOI利回りは確実に上昇中
20180819日本ビルファンド投資法人NOI・NCF利回り

 2018年6月期は、前期に売買契約締結済であった「NBF日比谷ビル」(信託受益権、譲渡価額:640億円)と「六本木ティーキューブ」(信託受益権、取得価格:628億円)の取得及び既保有物件である「セレスティン芝 三井ビルディング」の持分(不動産、取得価格:195億円)の追加取得について、2018 年3月30日付で引渡しを完了しました。この結果、「セレスティン芝三井ビルディング」は、1棟完全所有となりました。また、2018年3月8日付で既保有物件である「大崎ブライトコア・ブライトプラザ」の持分(不動産、取得価格:97億円)の追加取得について売買契約を締結し、2018年3月30日付で引渡しを完了しています。
 保有物件については、マーケット動向を把握した適切かつ柔軟なリーシング活動及びテナントリレーション強化による稼働率の維持と賃料増額改定の取組み強化により、安定的な賃貸事業収入の拡大を図っています。また、戦略的かつメリハリのある追加投資を行うとともに、工事実施時期及びコストの適正化により費用の削減により結果、2018年6月期末時点において、投資法人が保有する物件数は72物件、取得価格合計は1兆1,050億円、総賃貸可能面積は1,084,931㎡(328,191坪)となりました。また、2018年6月期末時点のポートフォリオ全体の稼働率(サブリース勘案後)は99.4%(前期末比0.5ポイントの上昇)、テナント総数(サブリース勘案後)は1,532となっています。 NBF日比谷ビルの譲渡益を圧縮積立金として内部留保してしまっているのが少し残念です。


LTVは40.9%と低めにて継続中

 2018年6月期の財務面についてですが、そもそも日本ビルファンド投資法人はLTVの上限の目途を56%としつつ、当面のターゲットを36%から 46%に定め、保守的な財務運営を行っています。 2018年6月期においては、長期借入金290億円及び投資法人債100億円の合計390億円が返済・償還期限を迎えました。これらの返済・償還資金及び物件の取得資金の一部として、長期借入金、短期借入金の借入れ並びに第16回無担保投資法人債(発行総額50億円、期間7年)及び第17回無担保投資法人債(発行総額50億円、期間20年)の発行により、合計430億円を調達しました。なお、機動的な資金調達及び借換えリスク軽減等のための安定的な調達基盤の確保といった観点から、極度額総額600億円のコミットメントラインを設定しています。これらの結果、LTVは40.9%、長期固定金利比率は93.3%となっています。