福岡リート投資法人が2018年12月7日に大阪心斎橋の沖縄県のホテル、ティサージホテル那覇を取得をしました。

取得資産の概要

  ①取得資産:福岡リート投資法人
  ②取得価格:2,835百万円
  ③鑑定評価額:3,030百万円(2018年11月1日時点)
  ④売買契約締結日:2018年11月28日
  ⑤引渡日:2018年12月7日
  ⑥取得先:㈱ビーロット
  ⑦取得資金:借入金及び自己資金
  ⑧支払方法:引渡時全額支払
  ⑨立地:沖縄県那覇市に位置し、車で那覇空港より約10分、ゆいレール「旭橋」駅から徒歩約9分と利便性の高いエリアに立地しています。また、「旭橋」駅周辺では2000年から 再開発が計画され、2012年以降順次開発が行われています。2018年9月にバスターミナルや 商業施設等が入居する複合施設であるカフーナ旭橋A街区の完成をもって再開発が完了しています。物件の周辺には、徒歩圏にコンビニ及びスーパー、レンタカーの店舗が所在し、宿泊者にとって高い利便性を有しています。また、那覇市内の主要スポットである国際通りへ徒歩でのアクセスも可能です。

 物件は、2018年2月に竣工した築浅のホテルであり、132室の客室数を有しています。客室は18㎡以上のツインルーム・ダブルルームを主体としているため、1室複数名利用が多いレジャー需要を取り込むことも出来る客室サイズ構成です。物件の客室は南北に配置され、北側は平置きの月極駐車場、南側は前面道路に面しているため、採光及び眺望が確保されています。物件の賃借人及び運営会社であるネストホテルジャパン株式会社は、2013年に設立されたホテル・リゾート・レストランの運営会社です。主にネストホテルのブランドで運営を行い、周辺に立地するホテルでも運営実績を有しています。

 沖縄県那覇市のホテルということでリゾートホテルということになりますね。那覇空港から10分程度ということで立地的には申し分ありません。ビジネスでも観光で使えるということで稼働率についてはあまり心配しなくても良さそうです。福岡県とその近辺の物件のみではやはり他REITに比べると収益性が劣るという点がネックですが、競争力の高いホテルをこれからも取得していくことができればリテール系J-REITで優位な立場につけるのではないかと思います。