観光庁が2019年6月28日に宿泊旅行統計調査(2019年4月・第2次速報、2019年5月・第1次速報)
を発表しましたのでご紹介します。

20190629延べ宿泊者数推移

 2019年年4月の延べ宿泊者数(全体)は、4,650万人泊で、前年同月比+9.4%でした。また、5月の延べ宿泊者数(全体)は4,812万人泊で、前年同月比+8.3%となりました。日本人延べ宿泊者数は、4月は、前年同月比+8.4%であり、4月としては調査開始以来の最高値となっています。また、5月は前年同月比+6.9%でした。外国人延べ宿泊者数は、4月は、1,006万人泊で、前年同月比+13.3%であり4月としては調査開始以来の最高値となりました。また、5月は前年同月比+14.5%です。

 2019年4月の国籍(出身地)別外国人延べ宿泊者数は、第1位が中国、第2位が台湾、第3位が韓国、第4位がアメリカ、第5位が香港で、上位5ヵ国・地域で全体の60.5%を占めています。伸び率でみると、フィリピン(前年同月比+56.9%)等が大幅に拡大しました。合い合わらず外国人宿泊者は中国、韓国、台湾のアジア圏が高いですね。アジア系の旅行者たちは東京や大阪以外の都道府県にまで足を延ばすケースも多く東北や四国などのホテルも客室稼働率が上昇しています。これらの海外旅行者は日本の行楽シーズンと必ずしも被る訳ではないので地方のホテルも2~3年前に比べると客室稼働率が上昇しているところは多いと思います。

20190629施設タイプ別客室稼働率推移

 2019年年4月の客室稼働率は全体で64.7%となりました。また、5月は全体で63.2%でした。2019年4月に客室稼働率が80%を超えた都道府県は、リゾートホテル3箇所(2018年4月:3箇所)、ビジネスホテル12箇所(前年同月:7箇所)、シティホテル14箇所(前年同月:18箇所)であった。全体の稼働率では、大阪府が87.3%と全国で最も高い値となりました。

 施設タイプ別の客室稼働率の推移を見るとゴールデンウイークということもあり昨年の5月と比べた場合シティホテルはやや微増ですが、他のアセットは軒並み上昇しています。(具体的にはリゾートホテル4%、旅館2%、ビジネスホテル1.8%、簡易宿泊所2.6%も上昇しています。)ネットの情報等を中心にゴールデンウイーク(今年の10連休についてのみですが)が楽しみでないという人が多いという記事をみかけましたが、そんなことを言いつつも結局みんな旅行しているのだと考えられます。日本人のみの延べ宿泊者数も前年同月比で6.9%も上昇しているのでホテル系J-REITを中心にその他ホテルを運用している投資法人については分配金が期待できそうですね。