2019年6月28日にタカラレーベン・インフラ投資法人が埼玉県飯能市の発電所を無事取得したと発表しました。

取得資産の概要
 
  ①取得資産:LS飯能美杉台発電所
  ②取得価格:758百万円
  ③鑑定評価額:758-1,200百万円(2019年2月28日時点)
  ④売買契約締結日:2019年6月26日 
  ⑤引渡日:2019年6月28日
  ⑥取得先:三幸オフィスマネジメント㈱
  ⑦取得資金:借入金及び自己資金 
  ⑧支払方法:引渡時全額支払
  ⑨立地:西武池袋線「飯能」駅の南西側約2.8km、 「所沢」駅周辺まで約20km に位置しています。 気象条件は近傍の気象観測点である、青梅の年間日照時間は1,888.6 時間であり、全国平均(1,896.5時間)と同程度の日照時間となっています。降雪量は少なく、風も強くはなく、気象条件において、特段に太陽光発電の実施を阻害する要素は認められないと判断しています。

 やっとインフラファドでプラスのニュースが出てきましたね。固定価格買取制度が終了するというニュースが飛び出したりとマイナスの話ばかりですからね。他のインフラファンドは固定価格買取制度が終了しても経営に与える影響は無いというプレスリリースをまるで狙っていたかのように各インフラファンドが一斉に開示しましたね。こうやって徒党を組んで対応するところから金融庁・東証・エネルギー庁等と情報を共有したのではないかと考えられます。ただ「大丈夫だよ」といったところで各インフラファンドとも取得が全く進んでいないので投資家さんの不安は大きくなる一方だと思います。

 今回のタカラレーベン・インフラ投資法人のLS飯能美杉台発電所の取得は大きな意義があると思います。それはタカラレーベン・インフラ投資法人はインフラファンドとして東証に初めて上場した銘柄であるということ。また、インフラファンドとして運用していくことに不安がないことの証として発電所を取得したということ。
 また、太陽光発電所にしては珍しく埼玉県という関東エリアの発電所の取得であるということからスポンサーのタカラレーベンという不動産系のスポンサーであるからこそこのエリアに発電所を建設できたということ。以上の3つをしっかりと平然とアピールしたことは大きな意義だと思います。