2019年6月28日に日本リテールファンド投資法人が運用中Gビル神宮前09について無事取得しました。

取得資産の概要

  ①取得資産:Gビル神宮前09
  ②取得価格:7,000百万円
  ③鑑定評価額:7,350百万円(2019年5月1日時点)
  ④売買契約締結日:2019年5月30日 
  ⑤引渡日:2019年7月1日
  ⑥取得先:非開示
  ⑦取得資金:自己資金 
  ⑧支払方法:引渡時全額支払
  ⑨立地:Gビル神宮前09は東京メトロ「明治神宮前駅」から徒歩約5分、JR「原宿駅」・東京メトロ「表参道駅」から徒歩約9分の好立地?ファッションや情報に敏感な若者や訪日外国人観光客など多くの人で賑わう裏原宿エリアのメインストリートであるキャットストリート沿いに立地しています。最先端のトレンドを取り入れたショップや、個性豊かな古着屋やカフェなど数多くの店舗が集積しています。また、キャットストリート沿いに立地する施設の中でも、広い間口が確保できており、高い視認性を有しています。

 Gビル神宮前09自体はA棟、B棟、C棟で構成されており、キャットストリート及びその東側の道沿いに広い店舗ファサードを有し、2方向からアクセス可能な回遊性の高い路面店舗です。現テナントはすべて定期建物賃貸借契約で、平均賃貸借契約残存期間は3.5年と比較的短期間です。現行賃料と市場賃料の間には10%を超えるレントギャップがあり、テナントとの定期借家契約満了時にはアップサイド余地を有しているとしています。

 物件が所在する「表参道・原宿・青山」エリアはラグジュアリーブランドからカジュアルブランドまで、多種多様なテナントが集積する日本を代表する商業エリアです。商業施設の立地としてはこれ以上ないエリアです。競争力がある物件ですが、テナントからしてみるとその分賃料は高いので経営は必ずしも良好ではないのではないかと思います。テナントに経営の自身があれば、賃貸借契約期間はもっと長めになるはずです。日本リテールファンド投資法人の運用会社のことですからテナント退去後も新規テナントの発掘が容易であるということを見越していると思うのでGビル神宮前09の取得はポジティブなことではないでしょうか。