2019年7月4日にしんきんアセットマネジメントよりJ-REITマーケットレポートが開示されましたのでご紹介致します。
 URL しんきんアセットマネジメントJ-REITレポート

 2019年6月のJ-REIT市場は高値圏での底堅い動きになりました。米中貿易摩擦の激化が懸念される中、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が必要であれば柔軟な金融政策をとる考えを示したことで、米国の利下げ観測が強まりました。また、米国がメキシコ製品への関税引上げを先送りしたことなども好感され、投資家の過度なリスク回避の動きが後退する中、J-REITの相対的に高い分配金利回りに着目した買いが継続しました。6月下旬も、米国の早期利下げ観測を背景に日米の長期金利が低下する中、東証REIT指数は一時3年2か月ぶりの高値まで上昇し、配当込みの東証REIT指数は25日に過去最高値を更新するなど堅調さを維持しました。

 今後は、高値圏でのやや神経質な展開を予想しています。東京都心のオフィス空室率は月次データが残る2002年1月以来の最低を更新、また平均賃料は65か月連続で上昇するなど、オフィス市況の好調さが続いています。米中貿易協議再開で貿易摩擦への過度な警戒が後退しているにもかかわらず、長期金利の上昇が小幅にとどまっていることも安心材料となっています。長期金利がマイナス圏で推移する中、J-REITの分配金利回りの高さに着目した買いも引き続き期待できます。とはいえ、高値圏で推移していることから、利益確定売りに押される場面もありそうです。月末の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げの有無を確かめようと、様子見姿勢が強まることも想定されています。

20190708しんきんアセットJ-REITレポート2019年6月

6月の主要指標

 東証REIT指数
  1,936.82円前月比(+1.1%)

 東証REIT指数(用途別)
  オフィス   1,994.70(前月比+0.9%)
  住宅     2,933.63(前月比+2.0%)
  商業・物流等 2,259.88(前月比+1.2%)

【出典:しんきんアセットマネジメントJ-REIT市場の現状と見通し】