一般社団法人日本ショッピングセンター協会から2019年6月時点のSC販売統計調査報告が公開されておりますのでご紹介致します。

20190730SC販売統計調査報告2019年6月

 2019年6月度の既存SC売上高は前年同月比+2.4%と前月(+2.6%)に引き続き2%を上回り好調でした。曜日配列により休日が1日多かったことや、大手衣料品専門店で値引きセールの実施により売上を大きく伸ばしたことなどが、好調要因となりました。気温が低めであったため夏物衣料の売れ行きが伸び悩んだSCも多くなりました、飲食、食物販、サービス系テナントが全体の売上を押し上げて前年比プラスとなったSCもみられました。また、映画館を併設したSCでは話題作の公開等による集客増がSCの売上増に寄与しました。
 立地別・構成別をみると、テナントは総合で+3.2%と前月(+3.0%)のプラス幅をさらに上回りました。一方、キーテナント総合は▲0.5%と前年を下回り、明暗が分かれました。特に中心地域・中都市の百貨店をキーテナントとするSCの不調が目立ち、▲7.1%とマイナス幅が大くなりました。

20190730既存SC売上高伸長率2019年6月

 立地別・地域別をみると、全9地域で前年を上回り全国的に好調だった。特に九州・沖縄は大都市の駅ビルなどが牽引し中心地域が+6.9%と高い伸びを示しました。昨年、大阪府北部地震の影響により休館したSCもあった近畿は、特に周辺地域はその反動増もあり+5.0%となりました。大阪はG20開催の影響によりセール開始を7月1日としたSCが多かったにも関わらず好調な結果となっています。一方、四国の中心地域は▲11.7%とマイナス幅が大きくなりました。
 都市規模別・地域別をみると総合で大都市は+1.6%、その他の地域は+3.1%で両者ともに前年を上回っています。大都市で最も高い伸び率となった千葉市(+6.0%)は中心地域のSCが好調で全体を押し上げました。一方、広島市は中心地域のSCがすべて前年を割り、▲4.4%となってしまいました。業種毎の販売動向では、飲食を好調と回答したSCが非常に多くなっています。