GLP投資法人が2019年7月25日にスポンサー群の1社であるGLP キャピタル・ジャパン2・プライベート・リミテッドがGLP投資法人の投資口を売却したと発表しました。売却株式数は220,000口となっています。

20190806GLP投資法人主要投資主
【出典:GLP投資法人2019年2月期有価証券報告書より】

 直近のGLP投資法人の有価証券報告書によるとGLP投資法人の投資主状況は上記の通りとなっていました。上記の他に34,000口を保有しており合計で386,240口を保有している状況でした。

投資法人の投資口の一部売却の内容

 (1)売却される投資口の数:220,000口 
 (2)保有投資口数:386,240口→166,240口
 (3)発行済投資口総数に対する割合:10.07%→4.33%

投資口売却の理由

 GLP投資法人は、事前にGLPグループより、投資口の売却について以下のコメントを受領しています。
 (1)本取引による回収資金は、GLPグループの財務戦略に基づき、日本における物流不動産の開発に関する投資基盤を拡大することに充当される旨。
 (2)本取引の実行後に GLPグループが保有する本投資法人の投資口合計169,440口(発行済投資口総数
の合計に占める割合:約4.42%)については、引き続きGLPグループによる保有継続を意図しており、投資口の追加売却の意図はない旨。

今後の方針等

 今回の一部売却により、GLP グループによる保有比率は約4.42%へと低下することになりますが、上記の残存保有投資口(時価で約209億円。7月23日終値123,800円ベース)については、上記の通り継続保有の意図が表明されているため、上場時からの投資法人の特徴の一つである「スポンサーグループによる投資口の保有(セイムボード出資)」を通じたコミットメントについては、不変であると投資法人は考えています。

 さらに、投資法人は、GLPグループより、グループ全体のバリューチェーンの中に投資法人及び投資法人が資産の運用を委託する資産運用会社であるGLPジャパン・アドバイザーズ㈱を位置付け、投資法人の投資主価値の向上に資するために、既存のRight of First Look Agreement(物件情報提供契約)更に今後も各種スポンサー・サポートを今後も変わらずに継続する旨の通知を受けています。

 GLP投資法人はPOによる資金調達も多くスポンサーとしても株式の保有割合が地味に大きくなってきていました。スポンサー的に別に保有割合が10%超えた程度で経営に与える影響は特に無いと思うので投資口を売却しても問題は無いと思います。むしろスポンサーとして物件開発がきつくなってきているのかもしれませんね。日本の土地代も高く、それは市街地から遠く離れていても物流施設の開発用地となるとそれなりの広さも必要なので日本における物流不動産の開発に関する投資基盤を拡大することに充当するという投資口の売却理由については頷けます。

 また、これまで投資法人に対する物流施設売却でスポンサーも儲けたでしょうからこのまま撤退は考え辛いのでスポンサーのJ-REIT離脱の可能性は低いと考えられます。

 ここからは個人的な意見ですがさくら総合リート投資法人の合併に失敗したスターアジア不動産投資法人に敵対的買収をしかけるというのも面白いと思います。スターアジアは成長に貪欲なようなのでさくら総合リートに敵対的買収をしかけた手前、逆にしかけられたとしても文句は言えないでしょう。むしろこれまでの実績を踏まえるとGLP投資法人の方が成長スピードが高く投資家への分配金のとしても大きく貢献していますので投資家さんからの応援も期待できます。スターアジアから承継した物件を速攻で売却し売却益を利益としてため込むことも今なら出来ると思います。