2019年8月2日にしんきんアセットマネジメントよりJ-REITマーケットレポートが開示されましたのでご紹介致します。

 2019年7月のJ-REIT市場は、6月末の米中首脳会談で中国への追加関税「第4弾」の発動が見送られたことを受けて市場に安心感が広がったことから、東証REIT指数は年初来高値を更新して始まりました。中旬も米連邦準備制度理事会 (FRB)のパウエル議長が利下げに前向きな姿勢を示し、米国で早期利下げ観測が強まる中、国内でも超低金利が長期化するとの見方が広がり、東証REIT指数は続伸しました。月末に注目される米連邦公開市場委員会(FOMC)を控える中、その後も国内金融機関を中心に相対的に高い分配金利回りに着目した買いが継続し、東証REIT指数は11年9か月ぶりの高値まで上昇、配当込みの東証REIT指数は過去最高値を更新しました。

 今後は、高値圏での一進一退の動きを想定します。6月末の東京都心のオフィス空室率は11か月ぶりに上昇しましたが、1.72%と依然として低水準で推移しており、良好なオフィス市況が続いています。国内の長期金利はマイナス圏での推移が見込まれ、相対的に高い利回りに着目した投資家の買いが期待できます。貿易摩擦の影響を受けにくいことも安心材料です。とはいえ、東証REIT指数は2,000ポイントまで急伸しており、利益確定売りに押される場面もありそうです。ただ、足元の予想分配金利回りは3.7%台と、東証REIT指数が前回1,990ポイントを付けた2015年1月の2.9%程度を大きく上回っています。利益確定売りに注意しながら、上値を探る展開が続きそうです。
20190809しんきんアセットマネジメントJ-REITマレポート2019年7月

7月の主要指標

 東証REIT指数
  2,017.48円前月比(+4.1%)

 東証REIT指数(用途別)
  オフィス   2,082.69(前月比+4.4%)
  住宅     3,081.93(前月比+5.1%)
  商業・物流等 2,333.58(前月比+3.3%)

【出典:しんきんアセットマネジメントJ-REIT市場の現状と見通し】