一般社団法人日本ショッピングセンター協会から2019年9月時点のSC販売統計調査報告が公開されておりますのでご紹介致します。

20191103SC販売統計調査報告2019年9月

 2019年9月度の既存SC売上高は、総合で前年同月比+8.3%と前年を大きく上回った。10月からの消費税増税を控えた駆け込み需要により、化粧品、家庭用品や、貴金属などの高額商品を中心に売上を伸ばしました。前年よりも休日が1日少なかったことや、上旬に日本に上陸し東日本太平洋側を中心に大きな被害をもたらした台風15号などマイナス要素もあったが、前年同月も台風上陸や北海道胆振東部地震と自然災害が相次いだため、地域によっては反動増となったところもありました。
 立地別・構成別をみると、テナント、キーテナントともに全ての立地で前年を上回り順調でした。特に、駆け込み需要が顕著にみられた化粧品や貴金属等の高額商品を取り扱う百貨店や、家庭用品を幅広く揃えているGMSがキーテナントとなっているSCの売上が大幅に伸びました。

 立地別・地域別をみると、全ての地域で前年を上回りましが、なかでも前年に地震の影響により▲11.6%であった北海道は反動増もあって+20.1%と大幅にプラスとなりました。同様に、前年に台風の影響で臨時休業したSCが多かった近畿も反動増がみられました。都市規模別・地域別をみると、大都市、その他の地域ともに全ての都市および地域でプラスとなり、総合で大都市は+8.3%、その他の地域も+8.3%となっています。

20191103既存SC売上高伸長率推移

 業種毎の販売動向をみると、駆け込み需要により化粧品が好調と回答したSCが最も多くなっています。そのほか、駆け込み需要がみられた業種については、日常的に消費するおむつ、ティッシュペーパー、洗剤などの家庭用品、コンタクトレンズ、マッサージやエステなどの回数券、ジュエリー、時計などの貴金属や大型の家具、家電などの高額商品という回答が多い結果となりました。

 日本リテールファンド投資法人や福岡リート投資法人を見る限り9月期の商業施設については業績は好調だったのではないかと考えられます。特に台風に警戒し買いだめする顧客により食料品ほを扱うテナントは特に反動増となっていることには頷けます。最もそう言いだしたらイオンリート投資法人はテナントはイオンですから食料品に特化しているので変動賃料が採用している物件では分配金が上振れする可能性は高いかと思います。でもイオンリート投資法人は震災ダメージをやたらと受ける傾向があるのでイマイチ期待感が持てないんですけどね。