2019年11月5日にしんきんアセットマネジメントよりJ-REITマーケットレポートが開示されましたのでご紹介致します。
 2019年10月のJ-REIT市場は、堅調な動きになりました。米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況指数が10年3か月ぶりの低水準まで落ち込むなど、低調な米経済指標を受け、内外の長期金利が低下に転じる中、相対的に高い分配金利回りに着目した買いや、株式からの一部資金シフトが広がり、4日には東証REIT指数(配当なし)は2,200ポイントを上抜けました。米中が貿易協議で部分合意したことを受け、株式市場が大きく反発する中、J-REIT市場も堅調な地合いが継続しました。その後、東証REIT指数(配当なし)が2,250ポイント付近では売り買いが交錯し、月末にかけては一進一退の動きが続きました。配当込みの東証REIT指数は23日に過去最高値を更新しました。
 今後は、利益確定売りに押されながらも、上昇余地を探る展開を予想します。米中は貿易協議で部分合意し、11月中旬の正式署名を目指していると伝えられています。合意がまとまると、一段と投資家心理が改善する可能性があります。ただ、長期金利が上昇しJ-REITの利回り面での魅力が減退することに加え、株式市場からJ-REIT市場への資金流入が弱まる可能性があります。また、利益確定売りが広がることも想定されます。とはいえ、良好なオフィス市況が続いていることは安心材料です。内外の中央銀行が金融緩和姿勢を強める中、長期金利はマイナス圏での推移 が見込まれます。J-REITの分配金利回りは依然として相対的に高く、利回りに着目した買いが下支えしそうです。

10月の主要指標
20191108しんきんアセットJ-REITマーケットレポート2019年9月

 東証REIT指数
  2,245.01円前月比(+3.1%)

 東証REIT指数(用途別) 
  オフィス   2,302.57(前月比+2.2%)
  住宅     3,404.88(前月比+2.2%)
  商業・物流等 2,624.35(前月比+4.6%)