2019年1月7日にしんきんアセットマネジメントよりJ-REITマーケットレポートが開示されましたのでご紹介致します。

 2019年12月のJ-REIT市場は、一旦大きく下落しましたが、その後は下げ幅を縮小しました。米中対立への過度な警戒感が和らいだことや日銀による追加緩和観測が後退したことから長期金利が上昇し、J-REIT市場は利益確定売りが優勢になりました。複数銘柄の公募増資(PO)発表も、需給バランスの観点から売り材料の一部となりました。11月の急落局面が意識に残る中、長期金利の上昇を受け、J-REITの分配金利回りの相対的な魅力が減退するとの見方から、軟調な地合いが継続し、東証REIT指数は18日にはザラ場で2,099ポイントまで下落しました。ただその後は、相対的に高い利回りに着目した押し目買いなどから堅調な動きになり、下げ幅を縮小する動きになりました。

 今後は、引き続き戻りを探る展開を予想します。米中貿易協議が第1段階の合意に至り、米中対立への警戒が後退する中、長期金利の上昇を受け、東証REIT指数は11月に続き12月も、2,100ポイントを一時下回りました。もっとも、米連邦準備制度理事会(FRB)が現行の金融政策を当面維持する姿勢を示す中、日銀も強力な金融緩和を維持することが見込まれます。他方、中東情勢の緊迫化も長期金利の上昇を抑制しそうです。J-REITの予想分配金利回りは 相対的に高い水準です。また、11月末の東京都心のオフィス平均賃料が71か月連続で上昇するなど、良好なオフィス市況が続いていることも安心材料です。2,100ポイント台での値固めを経て、戻りを探ることになりそうです。

12月の主要指標
20200112しんきんアセットJ-REITレポート2019年12月

 東証REIT指数
  2,145.49円前月比(▲3.3%)

 東証REIT指数(用途別)  
  オフィス   2,212.09(前月比▲2.6%)
  住宅     3,270.88(前月比▲2.8%)
  商業・物流等 2,477.07(前月比▲4.5%)

【出典:しんきんアセットマネジメントJ-REIT市場の現状と見通し】