日本再生可能エネルギーインフラ投資法人が2020年4月1日に九州本土における出力制御実績に関するお知らせを公表しました。2020 年 3 月において、九州電力㈱が実施した九州本土に所在する再生可能エネルギー発電設備に対する出力制御(全15日間)のうち、日本再生可能エネルギーインフラ投資法人の運用資産が出力制御の対象となった施設は以下の通りです。

大分県宇佐市1号太陽光発電所(稼働停止日数:7日間)    
 3月5日(木) 18時44分~3月6日(金) 16時01分
 3月8日(日)  7時55分~16時02分
 3月11日(水)  7時56分~16時01分
 3月14日(土)  7時50分~16時01分
 3月15日(日)  7時50分~16時01分
 3月19日(木) 18時41分~20日(金) 16時01分(※)
 3月29日(日)  7時51分~16時01分

大分県宇佐市2号太陽光発電所(稼働停止日数:7日間)
 3月2日(月)  7時55分~16時02分
 3月5日(木) 18時56分~3月6日(金) 16時06分(※)
 3月11日(水)  7時54分~16時03分
 3月11日(水) 18時26分~3月12日(木) 16時00分(※)
 3月14日(土)  7時54分~16時04分
 3月15日(日)  7時55分~16時05分
 3月20日(金) 18時46分~3月21日(土) 16時01分(※)
 3月29日(日)  7時55分~16時05分

福岡田川市大浦町太陽光発電所(稼働停止日数:7日間)
 3月5日(木) 18時01分~3月6日(金) 16時09分(※)
 3月7日(土) 17時20分~3月8日(日) 16時29分(※)
 3月11日(水) 18時00分~3月12日(木) 16時03分(※)
 3月13日(金) 17時46分~14日(土) 16時29分(※)
 3月14日(土) 17時59分~3月15日(日) 16時03分(※)
 3月21日(土)  7時22分~17時11分
 3月29日(日)  7時02分~16時12分

鹿児島曽於市末吉町太陽光発電所(稼働停止日数:7日間)
 3月5日(木)  7時57分~16時02分
 3月8日(日)  7時57分~16時02分
 3月11日(水)  7時57分~16時02分
 3月12日(木)  7時57分~16時02分
 3月15日(日)  7時57分~16時02分
 3月20日(金)  7時57分~16時00分
 3月29日(日)  7時57分~16時02分

福岡田川郡川崎町太陽光発電所(稼働停止日数:7日間)
 3月5日(木) 18時12分~6日(金) 16時10分(※)
 3月7日(土) 17時20分~8日(日) 16時19分(※)
 3月10日(火) 17時12分~11日(水) 16時02分(※)
 3月13日(金) 17時33分~14日(土) 16時28分(※)
 3月14日(土) 17時59分~15日(日) 16時03分(※)
 3月21日(土)  7時18分~17時09分
 3月29日(日)  7時02分~16時11分

熊本球磨郡球磨村太陽光発電所(稼働停止日数:7日間)
 3月5日(木)  7時52分~16時02分
 3月8日(日)  7時52分~16時02分
 3月11日(水)  7時52分~16時02分
 3月14日(土)  7時52分~16時02分
 3月15日(日)  7時52分~16時02分
 3月20日(金)  7時52分~16時02分
 3月29日(日)  7時52分~16時03分

宮崎日南市南郷町太陽光発電所(稼働停止日数:7日間)
 3月6日(金)  7時52分~16時01分
 3月8日(日)  7時58分~16時13分
 3月11日(水)  7時58分~16時01分
 3月14日(土)  7時53分~16時01分
 3月15日(日)  7時56分~16時01分
 3月21日(土)  7時53分~16時03分
 3月29日(日)  7時51分~16時01分

鹿児島鹿児島市平田町太陽光発電所(稼働停止日数:7日間)
 3月5日(木)  7時51分~16時01分
 3月8日(日)  7時51分~16時01分
 3月11日(水)  7時51分~16時01分
 3月12日(木)  7時51分~16時01分
 3月15日(日)  7時51分~16時01分
 3月20日(金)  7時51分~16時01分
 3月25日(水)  7時51分~16時01分
(※) 出力制御当日の午前8時において、発電所現地での稼働停止作業が人的に困難であったため、前日に稼働を停止したものです。


2020年7月期(第7期)の運用状況(分配金)の予想への影響

 投資法人は、運用資産を発電事業者である日本再生可能エネルギーオペレーター合同会社に賃貸し、オペレーターSPCから基本賃料と変動賃料を収受する賃貸スキームを採用しています。投資法人の運用資産が出力制御の対象になり、オペレーターSPCが出力制御により稼働を停止したことによって本来得られる売電収入額が電力会社から収受できない場合でも、投資法人がオペレーターSPCから収受する基本賃料は固定賃料であるため、基本賃料相当額は減少しないことを強調しています。
 2020年1月期決算短信にて公表した、2020年7月期(第7期)の運用状況(分配金)の予想は、基本賃料に基づき算出しているため、当該出力制御による運用資産の稼働停止を原因とした運用状況(分配金)の予想への影響は無いとしています。

 総合資源エネルギー調査会系統ワーキンググループにより出力制御の公平性の確保に係る指針の見直しが行われ後の再生可能エネルギーの出力制御において、制御前日における出力制御の指令量を減らし、当日の電力需給に近い段階で、より確実な必要量を制御することで、出力制御量の低減を図ることになりました。もちろん九州電力も協力しているのですが、結局のころ発電所に対しての出力抑制の連絡が多少早くなる程度の話なので収益的な問題が改善する訳ではないんですよね。

 太陽光発電や風力発電は環境に優しい発電なのですが天候に依存するところが大きいので日本国民の電力需要とマッチしていないというところが弱点であるといえます。特に春や秋などの暖房~冷房に切り替わるようなシーズンは電力需要が減少するため電力卸売市場の取引価格も安くなりかつ、変動賃料も発生し辛くなるのも問題です。