GLP投資法人が投資法人規約の一部を変更することを発表しました。投資主総会の開催日は2020年5月28日です。決算期の都合のため開催かこの時期というのは運が悪いですが投資主総会については議決権行使書面の行使を行うことをお勧めします。

　ホームページで開示されている招集通知にも記載がありますが、投資主総会への参加は極力遠慮した方が良いと思います。投資主総会を開いてクラスター感染するなんて正直馬鹿らしいですよね。生で投資法人の役員や資産運用会社社長にGLP投資法人の今後の分配金や業績について聞きたいと思う投資家さんもいらっしゃると思いますが是非とも議決権行使を行ってい頂きたいと思います。
　当日も資産運用会社の「運用状況報告会」は投資主さんの会場滞在時間の短縮を目的として開催しないとされていますのでご注意ください。

　現状ではデータセンターを取得対象としているのはヒューリックリート投資法人、研究施設・工場については産業ファンド投資法人が該当します。これからGLP投資法人はこれらと物件取得で争うことになりそうですがヒューリックリート投資法人はデータセンターはあまり興味を示していないので積極的にソーシング活動をしても新設物件が少ないので取得は難航しそうですけど。

　日本政策投資銀行のデータセンター業界レポートによると、データセンター需要の継続的な増加の一方で、東京圏を中心に新規供給が限定的であることで、老朽化データセンターの閉鎖が進むことから上昇基調になることが見込まれるとしており、一定規模で今後も供給されていくと予想しているためこの通りにいけば安定性の高いアセットと言えると思います。

【出典:日本政策投資銀行データセンター業界レポート2020年1月】

　GLP投資法人はスポンサーが開発した物流施設を取得し運用してきましたが、データセンター、研究施設・工場もスポンサーは開発しているのだろうか？それとも外部からの取得なのか、スポンサーが開発したものだとしたらどうようなコンセプト・立地になるのか?。規約の変更でアセットタイプのポートフォリオも大きく変わる可能性もあるのでもう少し説明してくれても良さそうな気はしますね。