2020年6月18日にプレミア投資法人の決算が発表されました。
分配金は当初の予想一口当たり分配金が2,820円のところ2,872円で着地しました。

物件取得無しでもNOI上昇は継続中
20200627プレミア投資法人NOI推移

 2020年4月期においては新たな不動産物件の取得及び売却を行っておらず、2020年4月期末に投資法人が保有する資産は、オフィスビル25物件、レジデンス33物件、優先出資証券1銘柄の計59物件であり、取得価格の合計は243,714百万円、用途別の投資比率はオフィスビル59.0%、レジデンス32.8%、その他(優先出資証券)8.2%となっています。また、優先出資証券を除いた保有物件の稼働率は、2020年4月30日現在でオフィスビルが前期末比0.2ポイント低下の98.6%、レジデンスが前期末比0.4ポイント低下の96.8%となっています。

 オフィスビルの賃貸市場については、底堅いオフィス需要は継続しており、全国的に過去最低水準の空室率が継続するとともに、引き続き賃料水準も高位安定しているなど、堅調な市場が維持されているとしています。一方、レジデンスについては、都心への転入超過を背景とした安定的な需要に支えられ、引き続き稼働率・賃料水準ともに高位安定して推移してすると述べています。上記のような運用の結果、2020年4月期の実績として営業収益9,249百万円、営業利益4,175百万円、経常利益3,783百万 円、当期純利益3,782百万円を計上しました。  

 
今後の資金調達はグリーンボンド投資法人債も検討

 2020年4月期の財務面の動きは2020年3月31日に、2015年3月31日に借り入れた長期借入金650百万円について、手元資金をもって返済しました。この結果、2020年4月30日現在の有利子負債総額は109,600百万円(内訳は短期借入金2,000百万円、長期借入金99,100百万円(1年内返済予定の長期借入金を含む。)及び投資法人債8,500百万円(1年内償還予定の投資法人債を含む。))となり、有利子負債総額中の長期有利子負債比率は98.2%となりました。物件の取得・売却が無いので通常の約定弁済のみの動きとなりました。 尚、2020年4月期末時点の格付けは以下の通りです。
・㈱格付投資情報センター(R&I):発行体格付:A+、債券格付:A+、格付の見通し:安定的
・㈱日本格付研究所(JCR):発行体格付:AA-、債券格付:AA-、格付の見通し:安定的

 決算説明会資料20ページに今後のリファイナンス時にはグリーンボンドを含む投資法人債の発行も検討する旨を伸びており、プレミア投資法人の財務戦略も次の一歩を踏み出しているようです。プレミア投資法人は特にサスティナビリティ関連の資格取得についても積極的に展開しているのでグリーンボンド債との相性は良いと思います。