観光庁が2020年6月30日に宿泊旅行統計調査(2020年4月・第2次速報、2020年5月・第1次速報)を発表しましたのでご紹介します。
 2020年4月の延べ宿泊者数(全体)は、971万人泊で、前年同月比-80.9%でした。また、5月は、781万人泊で、前年同月比-84.8%という結果になりました。日本人延べ宿泊者数は、4月は、950万人泊で、前年同月比-75.9%となりました。また、5月は、前年同月比-81.6%というのが速報版のデータです。
 外国人延べ宿泊者数は、4月は、20万人泊で、前年同月比-98.2%とこちらも大きく下がりました。また、5月は、前年同月比-98.6%というのが速報結果です。国籍(出身地)別外国人延べ宿泊者数は2020年4月の国籍(出身地)別外国人延べ宿泊者数は、第1位がアメリカ、第2位が中国、第3位が韓国、第4位がべトナム、第5位がフィリピンで、上位5ヵ国・地域で全体の43.8%を占めています。前年同月比は、いずれの国籍(出身地)においても9割以上減少しました。
 いつもの観光庁の月次発表なのですが、いつもよりコメントが少ないというのが特徴です。完全に国内も国外も宿泊者数が落ち込んでいるのはコロナウイルスによる緊急事態宣言のせいですが、そこについて政府の立場から積極的にコメントし辛いのではないかと思います。外国人宿泊者が少なくなっている現状だからこそ、個人的には国内旅行を満喫するいい機会だと思うんですけどね。

20200707施設タイプ別客室稼働率推移5月

 2020年4月の客室稼働率は全体で16.3%でした。また、5月は全体で12.8%でした。こちらも当然ながらリゾートホテル、旅館を中心に大きく下げていますね。こうなるとアセットタイプを「ビジネスホテル中心」、「リゾートホテル中心」としてもあまり意味がないように感じよますね。今回においては、医療従事者のために東京都内を中心にビジネスホテル需要はあったので宿泊施設としてはやはり安定していると思います。ただ観光庁の統計は医療中従事者の利用分はカウントしていないですし、賃料を国以外から貰うことは厳しいです。J-REITでホテルを扱っているアセットマネージャーとして一番怖いのはその後の風評被害と方です。医療中従事者だけでなく特に症状の悪化した患者さんを止めていたようなホテルは直ぐに噂が立ち消毒・清掃しても敬遠されがちです。こうなると、反対にリゾートホテルの方が復活は早いと思います。