2020年7月1日にジャパン・ホテル・リート投資法人が運用中の相鉄フレッサイン新橋烏森口の譲渡が完了したと発表しました。
譲渡資産の概要
①譲渡資産:相鉄フレッサイン新橋烏森口
②譲渡価格:8,000百万円
③想定帳簿価額:4,491百万円(2020年6月想定)
④売買契約締結日:2020年7月1日
⑤引渡日:2020年7月1日
⑥売却先:非開示
⑦支払方法:引渡時全額支払
⑧譲渡理由:2020年3月25日付「2020年12月期(第21期)の運用状況及び分配金の予想の修正に関するお知らせ」に記載のとおり、新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的な感染拡大により、ホテルを取り巻く経営環境は厳しいものとなり、ホテル収益への影響を予想することが困難な状況が現在においても継続しています。収益の見通しが不透明なこのような状況下において、保有する資産の含み益を一部顕在化させ不動産等売却益として計上すること並びに手元流動性を向上させることが適切と判断し、譲渡を決定したもの。
現状の不動産マーケットでは必ずしも強気でホテルを売却できる環境ではありません。その中で帳簿価額を大幅に上回っての売却ということなのでこの売却についてはポジティブな決断であったと思います。
特にジャパン・ホテル・リート投資法人はホテル特化型なので今後のコロナウイルス如何では通常の賃貸収入の維持も難しくなってくると思います。
相鉄フレッサイン新橋烏森口の譲渡により3,156百万円の不動産等売却益が見込まれるものの、現時点では新型コロナウイルスの問題が与えるホテル収益への影響を見積もることが困難としており、譲渡後の運用状況の予想は、2020年3月25日付の2020年12月期(第21期)の運用状況及び分配金の予想の修正から変更なく、引き続き未定としています。
今後の運用状況の予想につきましては、上記の事象が本投資法人保有のホテル収益に与える影響、テナント各社等と協議している費用削減等の対応策の実施状況、資本的支出にかかる計画の見直し、負ののれんの活用等の是非や内容等を含めた本投資法人の対応について引き続き精査・検討のうえ、確定次第速やかに発表する予定としています。
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