2020年7月15日にタカラレーベン・インフラ投資法人の決算が発表されました。
分配金は当初の予想一口当たり分配金が3,368円のところ3,870円で着地しました。
尚、利益超過分配金286円が含まれています。

6件の大規模取得で総パネル出力は100MW越え
20200725タカラレーベン・インフラ投資法人賃貸事業利益

 タカラレーベン・インフラ投資法人は規約に定める資産運用の基本方針等に基づき、外部成長の拡大及び純利益に基づく分配金の増加を図るべく、2019年12月2日付にて6物件(取得価格13,858百万円)の太陽光発電設備等を取得しました。その結果、2020年5月期末時点の投資法人の保有資産合計は32物件(価格合計45,240百万円)、総パネル出力106.6MWとなっています。取得した6物件については以下と通りです。
①名称:LS桜川1発電所、所在地:茨城県桜川市、取得価格:870百万円
②名称:LS桜川4発電所、所在地:茨城県筑西市、取得価格:826百万円
③名称:LS千葉山武東・西発電所、所在地:千葉県山武市、取得価格:2,290百万円
④名称:LS長崎諫早発電所、所在地:長崎県諫早市、取得価格:575百万円
⑤名称:LS塩谷2発電所、所在地:栃木県塩谷郡塩谷町、取得価格:4,797百万円
⑥名称:LS桜川1発電所、所在地:広島県三原市、取得価格:4,500百万円

 また、2020年3月4日にLS静岡御前崎発電所(静岡県御前崎市、パネル出力:1,098.24kw)において、2020年3月3日に電気ケーブルの盗難等の被害発生により売電を停止がありましたが、復旧工事が完了し6月30日より発電を再開しています。2020年5月期の業績は、営業収益2,253百万円、営業利益822百万円、経常利益695百万円、当期純利益694百万円となりました。


資産規模の拡大で収益性拡大により格付け見通しがポジティブへ

 2020年5月期の財務面については、再生可能エネルギー発電設備等6物件の取得資金及びそれに関連する諸費用(消費税及び地方税を含む)に充当するため、2019年12月2日付にて9,300百万円の資金の借入れを行いました。一方で、2020年5月期末において約定弁済を行い、2020年5月末時点の借入金は23,782百万円となりました。この結果、LTVは53.9%となっております。尚、2020年5月期末時点の格付けは以下の通りです。
・㈱日本格付研究所(JCR):発行体格付:A-、格付の見通し:ポジティブ

 再生可能エネルギー発電設備等を取り巻く環境においては、一次エネルギー自給率の向上及び温室効果ガスの排出量削減が依然として課題となっていますが、コロナウイルス感染症の世界的拡大の影響は軽微だったようです。営業自粛もあったので発電電力量は想定売電量を下回ると思っていましたが4-5月は発電電力量が想定売電量を上回る結果となったため商業施設やホテルの営業自粛がインフラファンドの業績に影響し辛い結果が出たということは正直驚きました。しかし物件ごとの収支状況では実績賃料がマイナスに陥っている発電所が多いのでそこについてはもっと説明してくれても良いと思います。