プレミア投資法人は運用中の「アーバンネット五反田NNビル」の既存テナント1社と契約期間6か月にて定期貸室賃貸借契約を更新し、2021年3月31日付けにて契約終了の見込みとなったと発表しています。
【引用元:プレミア投資法人HPより】
1.賃貸借契約の概要
①テナントの名称:㈱NTTデータ・ビジネス・システムズ
②入居物件:アーバンネット五反田NNビル
③賃貸面積:5,182.81m2
④物件の総賃貸面積に占める割合:75.6%
⑤投資法人の総賃貸面積に占める割合:1.9%(※)
⑥契約期間:2020年10月1日から2021年3月31日まで
(※)2020年7月31日時点で投資法人が保有する全ての資産の総賃貸面積270,764.29㎡に占める賃貸面積の割合です。
(※)賃料収入及び敷金・保証金については上記テナントの同意を得られていないため、非開示としています。
2.今後の見通し
契約の終了日は2021年3月31日であるため。2020年10月期(第36期:2020年5月1日~2020年10月31日)の運用状況の見通しへの影響は無いとしています。2021年4月期(第37期:2020年11月1日~2021年4月30日)の業績に与える影響は軽微でありこちらも運用状況の見通しに係る修正は無いということです。
あらかじめ申し上げておきますが、今回退去することになる㈱NTTデータ・ビジネス・システムズはプレミア投資法人のスポンサーであるNTT都市開発とは別の会社でスポンサー等利害関係者ではありません。通信系の企業であればテレワークを導入する流れが早いでしょうからテナント側としてはあまりオフィスは必要としていないのかもしれないですね。オフィスビル、特に地方のオフィスビルの場合はテナントがコールセンターであることも多いです。アーバンネット五反田NNビルは東京23区内なので後継テナントは割と早期に見つかりそうに見えます。が、どこかの1社が一気に入居するのではなく複数テナントになると考えられるので退去後の稼働率は緩やかに上昇していく流れになると推察します。
アーバンネット五反田NNビルはプレミア投資法人の中ではちょうど中規模程度の物件なのでポートフォリオ全体における影響は確かに軽微です。
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