2020年9月16日に三井不動産ロジスティクスパーク投資法人の決算が発表されました。
分配金は当初の予想一口当たり分配金が6,890円のところ6,977円で着地しました。
尚、利益超過分配金777円が含まれています。

アセットもテナントも優良
20200930三井不動産RP投資法人1口当たりNAV

 2020年7月期は2020年2月5日にMFLP堺(準共有持分70%)、MFLPプロロジスパーク川越(準共有持分50%)を取得、2020年3月2日にMFLP広島Ⅰを続いて、2020年4月6日にMFLP堺(準共有持分10%)の取得を行いました。三井不動産ロジスティクスパーク投資法人は、三井不動産㈱と物流施設事業における戦略的パートナーシップを組み持続的な成長を果たすことで投資主価値の最大化を目指すことを基本方針として、2020年7月期末までの保有18物件(取得価格合計2,050億円)の運用を着実に行い、ポトフォリオ全体の稼働率は100.0%となっています。運用の結果、業績は営業収益6,363百万円、営業利益2,881百万円、経常利益2,735百万円、当期純利益2,734百万円となりました。

 テナントが物流・商社系の日本ロジテム㈱、丸紅ロジスティクス㈱、㈱日立物流や、小売・EC系の楽天㈱、㈱ビックカメラといった大手どころが多くそれぞれ業績も悪くないので既存テナントについては今後も安定に賃料を払われることが考えられます。順調に物件も取得していけば出資の払戻しを行うことによる分配金の重増しをしなくても良くなると思います。


LTVは30%台を維持
  
 2020年7月期における財務の動き気は、2020年2月3日を払込期日とする公募増資により28,289百万円を、2020年2月27日を払込期日とする第三者割当増資により1,438百万円をそれぞれ調達し、2020年7月期末時点の出資総額(純額)は136,292百万円となりました。2020年7月期においては、MFLP堺(準共有持分70%)及びMFLPプロロジスパーク川越(準共有持分50%)の取得資金として、2020年2月に総額5,000百万円(長期借入金)、MFLP広島Ⅰの取得資金として、2020年3月に12,600百万円(短期借入金4,500百万円、長期借入金8,100百万円)、MFLP堺(準共有持分10%)の取得資金及び分配金の支払資金として、2020年4月に5,300百万円(短期借入金1,800百万円、長期借入金3,500百万円)、短期借入金の返済資金として、2020年6月に2,000百万円(短期借入金)及び2020年7月に500百万円(短期借入金)の借入れを行い、当期中にかかる短期借入金の一部及び減価償却等から生じる内部留保を原資として合計5,400百万円(短期借入金)の返済を行いました。その結果、有利子負債の残高は総額62,900百万円(短期借入金5,000百万円、長期借入金57,900百万円)、LTVは30.2%となりました。