2020年12月10日にコンフォリア・レジデンシャル投資法人が運用中のコンフォリア市川妙典とコンフォリア西馬込を譲渡すると発表しました。
譲渡資産の概要
①譲渡資産:コンフォリア市川妙典
②譲渡価格:805百万円
③想定帳簿価額:589百万円(2020年7月時点)
④売買契約締結日:2020年12月10日
⑤引渡日:2020年12月22日
⑥売却先:非開示
⑦支払方法:引渡時全額支払
①譲渡資産:コンフォリア西馬込
②譲渡価格:1,261百万円
③想定帳簿価額:956百万円(2020年7月時点)
④売買契約締結日:2020年12月10日
⑤引渡日:2020年12月22日
⑥売却先:非開示
⑦支払方法:引渡時全額支払
【引用元:コンフォリア・レジデンシャル投資法人プレスリリース】
譲渡の理由
コンフォリア・レジデンシャル投資法人の規約に定める資産運用の対象及び方針に基づき、ポートフォリオの着実な成長と安定的な収益の確保を図るため、今回の譲渡を決定しました。譲渡に際しては、譲渡資産の市場競争力がポートフォリオ内において相対的に低下していること等を考慮し、譲渡することを決定。
譲渡資産の市場競争力がポートフォリオ内において相対的に低下しているということなのですが、直近の2020年8月決算時点のポートフォリオ全体の賃貸事業利益率は57.3%、稼働率は96.3%です。そのような中でコンフォリア市川妙典の賃貸事業利益率は44.2%、稼働率は97.8%となっています。修繕費の負担も大きいようなので確かに貢献利益としては低いと言わざるを得ません。
一方で、コンフォリア西馬込は賃貸事業利益率は58.6%、稼働率は100%なので別に売却する必要は無いのではないかと思います。コンフォリア・レジデンシャル投資法人はエリアベースではありますが、月次の稼働率を開示しており、2020年10月時点でのポートフォリオ全体の稼働率は上昇傾向を示しているためレジデンスはマスコミが煽るほどのダメージは無いと考えられます。
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