CREロジスティクスファンド投資法人が2021年1月4日にスポンサーから3棟の物流施設を取得すると発表しました。
20210109CREロジスティクスファンド投資法人DPU推移

【引用元:CREロジスティクスファンド投資法人2021年1月4日補足説明資料より】

取得資産の概要

  ①取得資産:ロジスクエア狭山日高(準共有持分80%)
  ②取得価格:14,066百万円 
  ③鑑定評価額:14,900百万円(2020年11月30日時点)
  ④売買契約締結日:2021年1月4日
  ⑤引渡日:2021年1月19日
  ⑥取得先:㈱シーアールイー
  ⑦取得資金:新投資口発行による手取金及び借入金
  ⑧支払方法:引渡時全額支払
  ⑨立地:圏央道「狭山日高」ICより約0.7kmに位置しており、国道407号へのアクセスにも優れた好立地。周辺は倉庫・工場等が多く、24時間稼働が可能。また、圏央道を経由した各主要高速道路へのアクセスが向上したことにより、関東エリアのみならず広域物流の戦略的拠点として高いポテンシャルを有します。
 建物は1~4階は倉庫、5階は事務所・カフェテリア等を配置。ワンフロアが約18,000㎡、2階及び3階部分へ大型車両が直接乗り入れ可能なランプウェイを設け、トラックバースを1階、2階及び3階に計120台分備える。2階及び3階には出庫車両専用スロープを設け、交互通行に伴う場内車両渋滞や接触事故防止に配慮されています。敷地南側の隣地に地役権を設定し緑化計画を満たすことで、184台分の駐車場スペースを確保しています。

  ①取得資産:ロジスクエア川越Ⅱ
  ②取得価格:3,244百万円 
  ③鑑定評価額:3,310百万円(2020年11月30日時点)
  ④売買契約締結日:2021年1月4日
  ⑤引渡日:2021年1月19日
  ⑥取得先:㈱シーアールイー
  ⑦取得資金:新投資口発行による手取金及び借入金
  ⑧支払方法:引渡時全額支払
  ⑨立地:圏央道「坂戸」ICより約3.6km、関越自動車道「川越」ICより約7.0km、同じく「鶴ヶ島」ICより約7.0kmに位置しており、主要幹線道路である国道254号へのアクセスにも優れた好立地。また、圏央道を経由した各主要高速道路へのアクセスが向上したことにより、関東エリアのみならず広域物流の戦略的拠点として優れた立地ポテンシャルを有しています。市街化調整区域に立地するが、旧来より物流施設が立地していたため建物用途を継承することにより賃貸用物流施設の開発が可能であり、倉庫業法に基づく営業倉庫登録が可能。
 隣接する二区画で構成され、東側区画には約14,000㎡の物流施設、西側区画には主に駐車場スペースを設置。入居テナントの従業員のマイカー通勤が想定されるため、通勤利便性の観点から乗用車用駐車場を多く配置しています。ワンフロアが約7,000㎡の2階建てで、1階北側に22台分のトラック接車バースを設け、複数テナントによる分割使用にも対応が可能です。

  ①取得資産:ロジスクエア神戸西
  ②取得価格:3,479百万円 
  ③鑑定評価額:3,600百万円(2020年9月30日時点)
  ④売買契約締結日:2021年1月4日
  ⑤引渡日:2021年1月19日
  ⑥取得先:㈱シーアールイー
  ⑦取得資金:新投資口発行による手取金及び借入金
  ⑧支払方法:引渡時全額支払
  ⑨立地:兵庫県神戸市西区の「神戸複合産業団地(神戸テクノ・ロジスティックパーク)」に立地。神戸淡路鳴門自動車道・山陽自動車道「神戸西」ICより約1.6kmに位置し、幹線道路へのアクセスにも優れています。また、産業団地内であるため、周辺は倉庫・工場が多く24時間稼働が可能です。神戸淡路鳴門自動車道から阪神高速道路を経由しての三宮や大阪中心部へのアクセスはもとより、京都方面へは山陽自動車道から2018年に開通した新名神高速道路(神戸ジャンクション~高槻ジャンクション間)ルートと、従来の中国自動車道・名神高速道路ルートの2ルートから選べるようになり利便性が向上したことにより、神戸市、大阪市、京都市の関西主要都市のみならず、岡山県、徳島県も含めた広域物流拠点立地として優れています。
 また、ロジスクエア神戸西が所在する神戸市西区は神戸市の中でも最大の人口数を擁する行政区であり、最寄り駅の神戸電鉄粟生線の「木津」駅より約750mと徒歩圏内にあるため、雇用確保においても優位です。ワンフロアが約8,000㎡、トラックバースは大型トラック計20台が同時接車可能となっており、4台分の待機スペースと合わせて、効率的な入出庫オペレーションを実現可能。なお、事務所エリアを東西2か所に設け、複数テナントへの分割賃貸の対応も考慮した設計ということです。


公募増資により73,000口、第三者割当てで3,650口増加予定

 ①現在の発行済投資口の総口数:423,500口
 ②募集に係る新投資口発行による増加投資口数:73,000口
 ③募集に係る新投資口発行後の発行済投資口の総口数:496,500口
 ④第三者割当に係る新投資口発行による増加投資口数:3,650口
 ⑤第三者割当に係る新投資口発行後の発行済投資口の総口数:500,150口
 ⑥調達する資金の額(差引手取概算額):10,955,000,000円(上限)

 2021年4月1日のプレスリリース発表ということで2021年の良いスタートを切れたと思います。
2020年年末は投資口価格も順調だったので発表のタイミングとしてはベストではないでしょうか。物流施設なので現状では収益性・安定性も見込めるアセットです。2021年6月期の分配金予想も3,205円→3,303円に修正しています。