野村不動産マスターファンド投資法人が運用中のレッドネット沖縄那覇に関し賃借人と定期建物賃貸借契約の解約について合意したと発表しました。

20210114レッドプラネット沖縄那覇

【出典:野村不動産マスターファンド投資法人HPより】

異動テナント

 ①物件名称:レッドプラネット沖縄那覇
 ②テナント名称:㈱レッド・プラネット・ホテルズ・ジャパン
 ③賃貸面積:3,350.86㎡
 ④物件の総賃貸可能面積に占める割合:100.0%
 ⑤投資法人の総賃貸可能面積に占める割合:0.16%(2020年11月末日時点)
 ⑥月額賃料:非開示
 ⑦敷金・保証金等:非開示
 ⑧合意解約書締結日:2021年1月8日
 ⑨解約日:2021年1月31日(予定)

解約の理由

 解散の理由は皆さんの予想通りは、2020年3月以降の新型コロナウイルス感染症拡大による各国からの入国制限や国内での外出自粛の要請等に伴い、国内外の旅行客が大幅に減少したことによる運営状況の悪化によるものです。
 今後の運営継続性等を慎重に検討しましたが、賃借人と協議の上、合意解約するに至ったということです。実質的なテナントがいなくなる訳なので投資法人の収益悪化は避けられそうもありません。ただ、投資法人の総賃貸可能面積に占める割合は0.16%ということで運用状況の予想の変更は無いとしています。

 野村不動産マスターファンド投資法人は運用しているホテルは今回のレッドプラネット沖縄那覇とホテルビスタ札幌大通の2棟のみです。主力の大量のオフィスビル、レジデンスのおかげで分配金の安定性は保たれていいます。「総合型」の強みはこういった景気悪化時に存在感を増してくるということを実感できると思います。