2016年9月14日に投資法人の東急リアルエステート投資法人の決算が発表されました。
当初の予想一口当たり2,630円のところ2,695円で着地しました。

 物件は相変わらず「10棟」しかないのに分配金は毎期上昇しています。AMとして内部成長の努力を行っていることが伺えます。決算説明会資料に1口当たりNAVの推移がありますが平均投資口価格は150,000円~160,000円程度を推移しており、市場では投資法人の実力以上に評価されています。以上のことから市場での森ヒルズリートの人気ぶりが伺えます。

 市場マーケットは金利水準は低位推移を予想していおり、LTVは40%台半ばを維持していくようです。現在は2015年1月期から44%台で推移しているため当面は地味に所有物件の持分を少量づつ取得していく方針だと思います。

 財務面での努力が実ってか日本格付研究所(JCR)の格付もAA-安定的からAA-ポジティブという評価になっています。日本格付研究所(JCR)の格付けにおける信用度がどの程度あるのかは不明ですが、安定的に分配金の成長が見込めるJ-REIT銘柄であることに変わりはありません。
20160915森ヒルズ