2017年2月14日のマリモ地方創生リート投資法人の決算が発表されました。
当初の予想一口当たり分配金が576円のところ977円で着地しました。
尚、利益超過分配金が422円含まれています。
20190226マリモ地方創生リート投資法人

都内の物件はレジデンスわずか1棟

 2016年12期においては、2016年8月1日にレジデンス8物件、商業施設6物件(底地物件を含む。)ホテル1物 件、オフィス2物件の計17物件(取得価格合計16,170百万円)を取得して運用を開始しました。運用開始時点の 稼働率は98.1%であり、稼働状況が安定かつ好調な物件は、テナント入替え時の賃料の引上げや礼金の収受なども行い、駐車場稼働率の低い一部の物件では、部分的に サブリースするなど賃料収入の向上に努めた。さらに、レジデンスの水廻り設備及びデザイン性・耐久性に 優れた床材へのバリューアップ工事などにより高稼動となった物件も寄与し、当期末の稼働率は98.6%なりました。駐車場稼働率の低い一部の物件は購入前から解っていたと思うのですが何故そんな物件を購入したのか?しかも解決策がサブリースとは大したノウハウでございますね。都内の物件でも駐車場となると稼働率を向上させることは難しいです。しかもそれを地方物件の駐車場でサブリースを引き受けたサブリース会社が素晴らしいですね。


サポート会社に地方金融機関があるが・・・

 資金の借入れは、借入金返済期日の分散化、借入期間の長期化、借入金利の低下と固定化を念頭に置き、都市銀行、信託銀行及び各地域の特性を十分に理解した地域金融機関を含めた複数の金融機関によるバンクフォーメーションを維持するよう努めるとしていますがサポート協定を結んでいる金融機関がいくつかありますが、バンクフォーメーションの維持、借入金・投資法人債の引受けなどが適切に行えるのか注意深く見ていく必要が有りますね。地方銀行ならともかく東京スター銀行が法外な金利や条件を吹っかけてきた場合、きちんと交渉出来るのでしょうか。私は不安でなりません。