2016年1月31日現在開示されている財務諸表を基に考えてみました。


・DSCRが低い投資法人トップ5です。
 第1位 サムティ・レジデンシャル投資法人 1.0%
 第2位 グローバル・ワン投資法人 5.32%
 第3位 東急リアル・エステイト投資法人 6.13%
 第4位 いちごオフィス投資法人 6.47%
 第5位 SIAリート投資法人 6.62%


 サムティレジは上場第1期中間で算定しています。第1期が終わる頃にはこの極端な数値は改善されているはずです。
 
  グローバルワンは有利子負債のうち長期借入金の割合が大きいのでDSCRは悪化します。借入は借入期間が長くなる程、金利は高くなります。東急リアルがワースト5に入っているのは意外ですが、1年前までは5%台なんですよね。財務戦略がうんぬんよりも運用物件のパフォーマンスが私が思っているより悪いようです。


 いちごオフィスは1年前は4%台でした。改善はしているものの、物件自体のパフォーマンスは低く質より量といった感じ。


 SIAリートはJ-REIT有数の築古物件を保有しておりパフォーマンスも大してよくありません。

 第4位のいちごオフィスもそうですが、スポンサーが開発を行わないタイプの投資法人はどのルートからも物件を購入できるということが特徴の一つです。が、立地が良く賃料収入も高い物件の情報がこういう投資法人のAM会社に流れてくるとは思えないんですよね。