2017年1月決算投資法人のサスティナビリティの状況についてまとめました。
森ヒルズリート投資法人
■GRESB調査
2013年から5年連続で高い評価を受け、最高位である「Green Star」を取得
■CASBEE
Sランク
六本木ヒルズ森タワー
アーク森ビル
愛宕グリーンヒルズ(MORIタワー)
Sランク(CASBEE-新築)
虎ノ門ヒルズ 森タワー
■DBJ Green Building認証
★★★★★評価
アークヒルズ サウスタワー
日本ロジスティクスファンド投資法人
■GRESB調査
不動産事業者の環境配慮やサステナビリティを評価する「GRESB(グレスビー)」の年次調査に参加中
■DBJ Green Bui
★★★★★評価
新子安物流センター
★★★★評価
多治見物流センター
多治見物流センター
■SMBCサステイナブル ビルディング評価融資による評価
ブロンズ評価
三郷物流センター
■その他の取組
・空調機器の更新に合わせて省エネ機器を導入
・照明器具の更新に合わせてLED照明を導入
・人感センサーによる照明のON、OFF(トイレ、階段等)
・衛生機器の更新に合わせて節水機器を導入(洗浄便座、自動水栓、ハンドドライヤー)
・断熱性能の低い屋根に対して断熱塗料を塗布することで最上階の空調効率を向上
イオンリート投資法人
■GRESB調査
「3Star」を取得
■CASBEE
Sランク
イオンモール大和郡山
■SMBCサステイナブル ビルディング評価融資による評価
ゴールド評価
イオンモール加西北条
■その他の取組
「国際ショッピングセンター協会サステナブルデザインアワード」2011年最高賞をイオンレイクタウンが受賞していますが、投資家的にはだから何といった感じです。環境認証に個々の感性に依存するデザインを持ち込んでも何の意味も無いと思います。
東急リアル・エステート投資法人
■GRESB調査
2015年から2年連続で高い評価を受け、最高位である「Green Star」を取得
■DBJ Green Bui
★★★★評価
世田谷ビジネススクエア
★★★評価
cocoti(ココチ)
東急番町ビル
cocoti(ココチ)
東急番町ビル
★★評価
東急虎ノ門ビル
QFRONT(キューフロント)
東急虎ノ門ビル
QFRONT(キューフロント)
■BELS評価
★★評価
東急池尻大橋ビル
ケネディクス・レジデンシャル投資法人
■GRESB調査
2016年からGRESB調査へ新規参加。
■DBJ Green Building認証
★★★評価
KDXレジデンス恵比寿
芦屋ロイヤルホームズ
★★評価
KDXレジデンス四谷
KDXレジデンス四谷
■その他の取組
荒廃した里山に休眠する在来種苗を寄せ植えした“里山ユニット”をKDXレジデンス御徒町のエントランスに設置。
サスティナビリティ対応にレジデンス系J-REITの中で一早く対応したケネディクス・レジデンシャル投資法人です。ケネディクスはオフィスと商業施設また、私募REITのスポンサーでもあるためノウハウや経験がグループで共有されているのだと推察できます。
コンフォリア・レジデンシャル投資法人、ヘルスケア&メディカル投資法人、サムティ・レジデンシャル投資法人、いちごホテルリート投資法人 スターアジア不動産投資法人、三井不動産ロジスティクスパーク投資法人については特段取組みは見られませんでした。 三井不動産ロジスティクスパーク投資法人については同じスポンサーグループのフロンティア投資法人で対応していることからサスティナビリティに取り組んでいると思います。
ケネディクス・レジデンシャル投資法人がレジデンスでサスティナビリティ評価資格の取得を始めていることからコンフォリア・レジデンシャル投資法人も導入していくのではないかと考えています。サムティ・レジデンシャルといちごホテルリートスポンサーのREIT依存度が高いので余計なコストを支払う前にスポンサーの物件を購入させられる可能性が有ります。
ヘルスケア&メディカル投資法人は導入するメリットが感じられないので認証資格の取得まで進むかはまだ様子見といったところ。スターアジア不動産投資法人は外部成長に注力するためサスティナビリティに関して優先度は低いといった感じだと思われます。
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