2016年12月決算投資法人のサスティナビリティの状況についてまとめました。

日本ビルファンド投資法人
 
■GRESB調査
 2016年調査において高い評価を受け、最高位である「Green Star」を取得
 
■DBJ Green Building認証
 ★★★★評価
  NBF大崎ビル
  NBF豊洲キャナルフロント
  NBF豊洲ガーデンフロント
  リバーシティM-SQUARE
  NBF神田須田町ビル
  中之島セントラルタワー
  博多祇園M-SQUARE

■CASBEE
 Sランク(CASBEE-既存)
    ゲートシティ大崎
  Aランク(CASBEE-新築(簡易版))
    NBF豊洲ガーデンフロント

■その他の取組
 アクア堂島NBFタワーでの地震感知器増強を始めサンマリオンNBFタワーでも耐震対策工事を実施しています。環境対策の分野ではLED工事をNBF池袋タワー、興和西新橋ビルB棟、NBF南青山ビルで行っています。
 社会貢献の分野は引き続きクリスマスツリー・カード配布やランチタイムコンサートの実施等を行っています。
 
日本プライムリアルティ投資法人
 
■GRESB調査
 2014年から3年連続で高い評価を受け、最高位である「Green Star」を取得
 
■DBJ Green Building認証
 ★★★★評価
  オリナスタワー等2物件
 ★★★評価
  JPR千駄ヶ谷ビル等5物件
 ★★評価
  兼松ビル等7物件
 合計で14物件で取得していますが、日本ビルファンドと比べると質より量といった感じで認証資格を取得しています。ポートフォリオ全体で底上げを図っているようです。

■その他の取組
 テナント満足度調査、震災対応訓練等を実施させています。


フロンティア不動産投資法人

■GRESB調査
 2015年から2年連続で高い評価を受け、最高位である「Green Star」を取得
 
 東アジア地域商業セクター上場グループという括りで見ると1 位(全6事業者)世界全体では101 位 (全733事業者)という結果です。アジア圏でのサスティナビリティの浸透率は低いと言わざるを得ないですね。

■その他の取組
 環境対策の取組ではVIOROやイオンモール茨木等保有物件へのLED照明の導入や、飲食店などから排出される生ゴミをリサイクルし、肥料や家畜の飼料等とする再生利用など、省資源・廃棄物削減を図るため3R(リデュース、リユース、リサイクル)に取り組んでいます。
 家庭で不要になった衣料品をグループの商業施設へ持って行くと、NPO法人「日本救援衣料センター」を通じて救援衣料を必要とする人々へ寄贈する活動を2008年12月より春と秋の年2回実施しています。三井不動産グループで行っているプロジェクトですが、2016年秋で16回を向え、参加者数1,679人、回収重量8,634㎏、募金金額90,895円の実績が有ります。


ジャパンエクセレント投資法人

■GRESB調査
 2015年から2年連続で高い評価を受け、最高位である「Green Star」を取得

■DBJ Green Building認証

 ★★★★評価
  赤坂インターシティ
  日石横浜ビル
 ★★★評価
  浜離宮インターシティ
  大森ベルポートD館
 ★★評価
  興和川崎西口ビル
 
■優良特定地球温暖化対策事業所
 地球温暖化対策が特に優れている事業所を「優良特定地球温暖化対策事業所」として東京都が認定するもので「トップレベル事業所」は特定温室効果ガスの排出総量削減義務率が2分の1に軽減されているもの呼びます。赤坂インターシティ、赤坂ガーデンシティの2棟がトップレベル事業所に認定されています。

■CASBEE

 Aランク(CASBEE-既存)
    興和西新橋ビル

 なんかサスティナビリティを頑張っちゃっているジャパンエクセレント。ジャパンエクセレント投資法人の物件はお世辞にも築浅とは言えない物件ですが、周囲の環境が変わり社会全体が環境対策や社会貢献にもっと前向きになれば保有しているオフィスビルの賃料上昇や売却する場合の売却価格に影響を与える可能性も考えられるので引き続き取り組んで欲しいですね。


産業ファンド投資法人

■GRESB調査
 2013年から4年連続で高い評価を受け、最高位である「Green Star」を取得

■DBJ Green Building認証

 ★★★★★評価
    IIF広島LC
 ★★★★評価
    IIF越谷LC
    IIF野田LC
    IIF鳥栖LC
    IIF神戸LC

■BELS評価
 ★★★★★評価
  IIF横浜都筑LC
  IIF広島LC
  IIF川崎SC
  IIF西宮LC(増築棟)
 
 物流系J-REITの物流施設は新築である場合も多いので認証資格取得までの期間が短いというところが特徴ですね。スポンサーが建設する段階から環境対策も十分検討されると思いますので余計なコストもかかっていないものと推察します。
 
 ジャパン・ホテル・リート投資法人、MCUBS MidCity投資法人、日本リート投資法人、マリモ地方創生リート投資法人、 インヴィンシブル投資法人は特段の取組が見られませんでした。日本リート投資法人の利害関係者にはクッシュマンという外資系ファンドがいたはずですが・・・。日本リート投資法人のAMにアドバイスや情報の提供はしないのでしょうか?

 海外投資家の視点やIRについては無頓着なんでしょうかね。インヴィンシブル投資法人のスポンサーといい外資系の利害関係者は投資法人を成長させていくことには興味は無く自社の利益にしか興味か無いことを態度で示してくれるのである意味J-REITのリスクを再認識するきっかけを提供してくれる貴重な存在ですね(笑)。