一般社団法人日本ショッピングセンター協会から2017年5月時点のSC販売統計調査報告が公開されておりますのでご紹介致します。

5月の概要
20170630SC施設販売統計

【出典:一般社団法人日本ショッピングセンター協会 SC販売統計調査報告(2017年5月時点)

 5月度は土日祝日の合計が前年より1日少なかったですが、母の日が好調であったほか、気温上昇により夏物衣料が堅調に推移したこともあり、総合で前年同月比0.1%と3ヶ月連続で前年を上回りました。総合の内訳は、テナントが同0.4%、キーテナントが同▲1.3%でした。立地別(表1)の総合では、中心地域が同0.2%、周辺地域が同0.0%となり、両者ともにほぼ前年並の結果となっています。立地別の総合で唯一マイナスとなった中都市中心地域(同▲0.9%)では、高架下、駅ビル、地下街などの駅周辺のSCに苦戦がみられました。

 地域別(表2)では、9地域のうち前年を上回ったのが5地域(北海道、関東、近畿、中国、九州・沖縄)、下回ったのが4地域(東北、中部、北陸、四国)でした。総合で同▲4.4%となった四国は、中心地域では近隣に商業施設がオープンした影響により客数が減少したとの回答があったほか、周辺地域では比較的大型のSCに苦戦がみられました。

 都市規模別では、政令指定都市の総合が同0.3%、その他の地域が同▲0.1%となりました。関東の政令指都市(千葉市、東京区部、横浜市、川崎市)が好調で4都市ともに前年を上回りました。
 業種毎の販売動向をみると、テナントでは飲食、サービスのほか、気温の上昇もあり夏物衣料が好調と回答したSCがみられました。キーテナントでは食物販が好調と回答としたSCがみられました。
 なお、婦人衣料については、新規テナントの入店や、販促活動を積極的に実施したSCで販売が好調であったとの回答がみられたが、不振が続くSCもみられ、先月に引き続いて、SC間での差がみられました。


夏物を扱う企業は売上シーズンが1ヶ月前にずれる

 アパレル系等の夏物の商品を扱う業種の場合、売上は1ヶ月前倒しで計上されるということに注目ですね。通常は夏は6~8月ですが、5~7月がかき入れ時ということです。ホテルと違い1ヶ月早くずれることになります。商業施設の場合テナントはアパレルか飲食店であることが多いのでテナントがどのような業種で年間のどの時期が売上シーズンなのかをAMが分っていないとテナントポート構築がでたらめになってしまいます。AM会社にはテナントポートフォリオについての考えをもっとアピールして欲しいと思います。