2015年12月期のJ-REITの分配金の推移を作成してみました。
 最近では利益剰余金に任意積立金を積み立てる投資法人が多いので実際に得た利益がほぼそのまま配当されるということが少なくなってきました。

 これは、つまり配当金額をAM会社が調整できるということを表しています。天災による物件被害や運用物件の老朽化による建て替えなどコストなどから配当金が変動することによるリスクが避けられるというメリットがありますが、配当金額を調整できてしまうと投資法人がどのような物件を購入しても良いということにつながってしまうと私は考えています。

 私はこのように比較表を作成してみたのは、AM会社の質、理念という部分がブレていないかを確認するために行っています。これからはAM会社の理念により評価される時代になると思っています。
一口当たり分配金
一口当たり分配金表