ケネディクス・オフィス投資法人が2017年12月6日に規約一部変更及び役員選任に関するお知らせにてしれっと運用報酬規約を変更することを2018年1月23日の第9 回投資主総会に付議することを決議したと発表しました。


現行の運用報酬
 ①運用報酬Ⅰ 総資産額に0.15%を乗じた金額
 ②運用報酬Ⅱ 決算期毎に算定される分配可能金額に3.0%を乗じた金額


改定後の運用報酬
 ①運用報酬Ⅰ 総資産額に0.13%を乗じた金額
 ②運用報酬Ⅱ 運用報酬Ⅱ及びⅢ控除前1口当たり分配金に23,000を乗じた金額(1円未満切捨て)
 ③運用報酬Ⅲ (i)運用報酬Ⅱ及びⅢ控除前1口当たり分配金から(ii)直近の4営業期間の運用報酬Ⅱ及びⅢ控除前1口当たり分配金の単純平均額を減じ、(iii)当該決算期における発行済投資口数を乗じ、更に(iv)10.0%を乗じた金額(1円未満切捨て)。
 ただし、(i)運用報酬Ⅱ及びⅢ控除前1口当たり分配金から(ii)直近の4営業期間の運用報酬Ⅱ及びⅢ控除前1口当たり分配金の単純平均額を減じた額が0円を超えない場合には、運用報酬Ⅲの金額は0円とする。運用報酬Ⅲの支払期日は、役員会で当該営業期間に係る計算書類等を承認後1 か月以内とする。


 簡単に言うと安定報酬である運用報酬Ⅰの比率を下げ、AM会社の運用の実績である「成果」に比例する運用報酬Ⅱ、運用報酬Ⅲの歩合を高めたという一見良心的な改定に見えます。


 しかし、運用報酬Ⅱの根拠である運用報酬Ⅱ及びⅢ控除前1口当たり分配金に23,000を乗じた金額の「23,000」という数字は現行のAM報酬を下げないように調整された金額だと思っています。そうでなければ23,000の根拠を示せるハズです。さらに運用報酬Ⅲについては内部留保した利益をを調整することにより毎期分配金を成長させることが可能なためインセンティブでころか「絶対AM会社が取得できる報酬」であるという点が特徴です。投資物件の実力ではなく人為的に成果が上がったように見せることが「成果」と言うことなのでしょうか?そんなインチキはすでに某いちごオフィスリート投資法人が決算説明会資料で数年前から自慢げに掲げています。


 どうせスポンサー票で可決してしまうであろう投資主総会議案ですが、「これがAMだ」という運用を見せて欲しいですね。