マリモ地方創生リート投資法人が2018年1月23日に愛知県のレジデンス2棟、九州地方の商業施設4棟、秋田県の商業施設1棟を取得予定と発表しました。

取得資産の概要

  ①取得資産:アルティザ上前津Ⅱ(信託受益権) レジデンス
  ②取得価格:720百万円
  ③鑑定評価額:761百万円
  ④売買契約締結日:2018年1月4日
  ⑤引渡日:2018年1月23日
  ⑥取得先:㈱マリモ
  ⑦取得資金:新投資口の発行による手取金及び借入金
  ⑧支払方法:引渡時全額支払
  ⑨立地:名古屋市中高層建築物の建築に係る紛争の予防及び調整等に関する条例に定められる駐車場の附置義務を満たすため に、敷地外に駐車場を賃借している。
 
  ①取得資産:アルティザ千代田 (信託受益権) レジデンス
  ②取得価格:980百万円
  ③鑑定評価額:1,070百万円
  ④売買契約締結日:2018年1月4日
  ⑤引渡日:2018年1月23日
  ⑥取得先:㈱マリモ
  ⑦取得資金:新投資口の発行による手取金及び借入金
  ⑧支払方法:引渡時全額支払
  ⑨立地:名古屋市中高層建築物の建築に係る紛争の予防及び調整等に関する条例に定められる駐車場の附置義務を満たすため に、敷地外に駐車場を賃借している。

  ①取得資産:(仮称)MRRくまもと (信託受益権) 商業施設
  ②取得価格:2,120百万円
  ③鑑定評価額:2,280百万円
  ④売買契約締結日:2018年1月4日
  ⑤引渡日:2018年1月23日
  ⑥取得先:㈱マリモ
  ⑦取得資金:新投資口の発行による手取金及び借入金
  ⑧支払方法:引渡時全額支払
  ⑨立地:名古屋市営地下鉄名城線・鶴舞線「上前津」駅から徒歩約7分、名古屋有数の商業地域の中心である栄駅まで乗り換えなしで2駅(約3分)と都心 への接近性が良好な築浅レジデンス

  ①取得資産:MRRさせぼ (信託受益権) 商業施設
  ②取得価格:990百万円
  ③鑑定評価額:1,260百万円
  ④売買契約締結日:2018年1月4日
  ⑤引渡日:2018年1月23日
  ⑥取得先:㈱マリモ
  ⑦取得資金:新投資口の発行による手取金及び借入金
  ⑧支払方法:引渡時全額支払
  ⑨立地:JR豊肥本線「南熊本」駅から徒歩約7分に位置し、レジデンス・商業施設・オフィス及び立体駐車場が完備された複合施設

  ①取得資産:MRRいとしま (信託受益権) 商業施設
  ②取得価格:900百万円
  ③鑑定評価額:970百万円
  ④売買契約締結日:2018年1月4日
  ⑤引渡日:2018年1月23日
  ⑥取得先:㈱マリモ
  ⑦取得資金:新投資口の発行による手取金及び借入金
  ⑧支払方法:引渡時全額支払
  ⑨立地:JR筑肥線「周船寺」駅から徒歩約13分、糸島市を東西に走る唯一の幹線道路かつ昼夜を問わず自動車交通量の多い国道 202 号沿いに位置し、福岡 市のベッドタウンとして人気の居住エリアかつ繁華性の高いロードサイド型商業施設

  ①取得資産:MRRあきた (信託受益権) 商業施設
  ②取得価格:840百万円
  ③鑑定評価額:875百万円
  ④売買契約締結日:2018年1月4日
  ⑤引渡日:2018年1月23日
  ⑥取得先:㈱マリモ
  ⑦取得資金:新投資口の発行による手取金及び借入金
  ⑧支払方法:引渡時全額支払
  ⑨立地:車両通行量が多く、主要幹線道路である国道13号と県道56号が交差する地点に近接し、ロードサイド型商業施設として底堅い店舗需要を有す るロードサイド型商業施設及び底地

  ①取得資産:スーパーセンタートライアル時津店(底地) (信託受益権) 商業施設
  ②取得価格:1,150百万円
  ③鑑定評価額:1,200百万円
  ④売買契約締結日:2018年1月4日
  ⑤引渡日:2018年1月23日
  ⑥取得先:㈱マリモ
  ⑦取得資金:新投資口の発行による手取金及び借入金
  ⑧支払方法:引渡時全額支払
  ⑨立地:車両交通量が多く、ロードサイド型商業施設が建ち並ぶ国道206号沿いに位置し、市場競争力を有する底地

 新投資口の発行については公募による新投資口発行(一般募集)が39,500口、投資口売出し(オーバーアロットメントによる売出し) が1,975口により調達されるようです。増資後の投資口数は90,968口から132,443口に増加する予定です。調達する資金の学は4,403,000,000円(上限) となっています。
 これらにより2018年6月期の分配金は3,389円から3,424円に修正になりました。(このうち利益超過分配金が486円が含まれています。)

20180106マリモ地方創生リート投資法人投資口価格推移


 投資口価格は2017年12月終盤から徐々に下がってきたので投資法人にとっては良いタイミングだと思います。しかし、投資口価格は来週以降も下降していくのではないかと思うので売買して頂く方はご注意ください。

 一応、運用方針に忠実に地方物件を取得していますが、他の投資法人が地方物件の取得に乗り出している最近では特に目新しいといった感じではないのでマリモ独自の個性としては薄くなってきてしまっています。投資法人みらいでもそうですが、マリモ地方創生は(仮称)MRRくまもとを稼働前に取得するようです。投資法人みらい等、商業施設を稼働前に取得する事例が多くなっていることが気になります。投資法人は稼働してから取得するべきだと思うのですがスポンサーは直ぐに売却益が欲しいので稼働前に売却するというセコイ戦略が一般化しつつあるのは個人的には投資家の大きなリスクではないかと感じます。