観光庁が2018年3月30日に宿泊旅行統計調査(平成30年1月・第2次速報、平成30年2月・第1次速報)を発表しましたのでご紹介します。

日本人延べ宿泊者数はやっぱり減少
20180402延べ宿泊者数推移

【出典:観光庁-宿泊旅行統計調査(2018年1月(第2次速報値))】

 2018年1月の延べ宿泊者数(全体)は、3,573万人泊で、前年同月比-1.0%であった。また、2月の延べ宿泊者数(全体)は3,686万人泊で、前年同月比+2.8 %でした。日本人延べ宿泊者数は、1月は、前年同月比-1.5%、2月は前年同月比-0.7%となりました。外国人延べ宿泊者数は、1月は、627万人泊で、前年同月比+1.1%であり、1月としては調査開始以来の最高値となっています。また、2月は前年同月比+21.3%となりました。日本人の宿泊者数は先月よりは増加しているものの、前年同月比ベースでは20万人も減少しています。ホテルについては日本人宿泊者よりも外国人宿泊者が増加していることから外国人旅行者の滞在しやすいホテルの運用ノウハウがあるオペレーターでなければホテル系J-REITの差も大きくなってくると考えられます。外国人宿泊者が今後も増えていくことも考えると高いリゾートホテルよりもシティホテルのような価格体でなければインバウンド需要を取りこぼす可能性も有りそうです。


シティホテルの稼働率が良好
20180402施設タイプ別客室稼働率推移

【出典:観光庁-宿泊旅行統計調査(2018年1月(第2次速報値))】

 2018年1月の客室稼働率は全体で52.1%でした。また、2月は全体で60.5%となりました。2018年1月に客室稼働率が80%を超えた都道府県は、シティホテル1箇所(2017年1月:1箇所) 、リゾートホテル1箇所(同:1箇所)でした。全体の稼働率では、大阪府が73.6%と全国で最も高い値でした。特にリゾートホテル84.8% 、シティホテル 83.8%の稼働率は極めて高いほか、ビジネスホテル74.1%も引き続き高い値でした。大阪府は旅館、リゾートホテル、シティホテル、簡易宿泊所のいずれも高い稼働率を叩きだしています。特に簡易宿泊所の稼働率は50.6%と他の都道府県を圧倒しているので民泊戦略は成功を収めていると言えると考えます。リゾートホテルしては奈良県や大分県、愛媛県など地方で3、4番手くらいの地域が健闘していることが面白いですね。外国人旅行者の中心である中国・韓国人はこれまで行ったことのない地域を旅行先に選ぶことが多くなっていると考えられます。