2018年の1月から今までのNISAに加えて「つみたてNISA制度」が始まります。つみたてNISAとは現行NISAと同様に、投資した値上がり益や配当金・分配金にかかる税金が非課税になる積立に特化し、非課税期間が20年と長いのが特長です。

つみたてNISAのポイント

 ①開始は2018年1月から

 「つみたてNISA(積立NISA)」とは、2018年からはじまる新たな少額投資非課税制度です。

 ②非課税となる期間は最長20年

 毎年、非課税枠いっぱいの40万円まで活用し、20年間継続すれば、非課税の優遇を受けながら最大800万円まで投資することができます。
 ・NISAの場合・・・年間120万円×5年=600万円
 ・つみたてNISAの場合・・・年間40万円×20年=800万円

 ③非課税投資枠(年間投資上限)は40万円/年
 20171230つみたてNISA非課税期間
 【参考・マネックス証券ホームページより】

 投資信託の運用利益が非課税となります。非課税投資枠は年間40万円で、非課税期間は投資した年から最長20年間です。

    ④買付は定期的に継続したもの(積立)であること

 NISAやジュニアNISAでは、上場株式、ETF、REIT、投資信託が対象です。一方、つみたてNISAは金融庁が「長期」「積立」「分散」投資に適していると判断した投資信託・ETFに限定されています。

 ⑤対象商品は一定の条件を満たす投資信託等

 つみたてNISAの対象となる投資信託は安定的な資産形成を目指す、長期・積立・分散投資に適した商品になるように
 ・販売手数料が0円(ノーロード)で信託報酬も低い商品
 ・頻繁に分配金が支払われない商品

などの法令上の上限が設けられています。

 
NISAとつみたてNISAの違い
20171230つみたてNISA・NISA比較
 【参考・マネックス証券ホームページより】

 何千となる投資商品の中から選ぶのが難しかったり、コツコツと将来のために、じっくり投資したい場合は、つみたてNISAが便利だと思います。一度にまとめて投資する場合はもちろん、株主優待目的や個別株式の値上がり期待などで株式に投資したい場合は、NISAがお勧めです。