2018年4月13日にラサールロジポート投資法人の決算が発表されました。
当初の予想一口当たり分配金が2,382円のところ2,483円で着地しました。
尚、利益超過分配金171円が含まれています。

何もしてないくせに運用報酬が高い
20180421ラサールロジポート投資法人運用報酬推移

 2018年2月期は外部成長はありませんでした。運用面においては当期は運用期間は、2017年9月1日から2018年2月28日までの181日間であり、営業収益は5,251 百万円、営業利益は2,806百万円、経常利益は2,544百万円、当期純利益は2,543百万円となりました。
 2018年2月期末までの保有9物件(取得価格合計173,390百万円、賃貸可能面積752,117㎡)の運用を着実に行い、ポートフォリオ全体の稼働率は98.4%となっています。外部成長も特に無く地味な運用となっています。特に何もしていないのに売上高運用報酬比率が高いですね。昨日野村不動産マスターファンド投資法人でも売上高運用報酬比率に触れましたが、物流系J-REITは運用報酬が高めであることが顕著に表れています。

直近の決算ベースでの売上高運用報酬比率は以下の通りです。
 ・日本ロジスティクスファンド投資法人・・・8.137%
 ・産業ファンド投資法人・・・8.820%
 ・日本プロロジスリート投資法人・・・7.797%
 ・GLP投資法人・・・10.424%
 ・三井不動産ロジスティクスパーク投資法人・・・8.858%

 GLP投資法人が突出して高いように感じますが、GLP投資法人はスポンサーからの物件取得に対してOTAを利用したり、投資口を分割し個人投資家に購入しやすい価格にしたりと工夫を凝らしている動きが見えます。しかし、ラサールロジポートにはそれが感じられません。レジデンスやオフィスビルと違い物流施設の場合はマルチテナント型の物件としても管理や交渉にそれほど手間がかかるアセットではありません。ラサールロジポートの運用会社は楽して設ける天才かもしれません。


投資法人債を発行し資金調達手段の多様化は〇

 2018年2月期の財務面は2017年12月21日付で発行した第4回無担保投資法人債(特定投資法人債間限定同 順位特約付)及び第5回無担保投資法人債(特定投資法人債間限定同順位特約付)(発行総額2,000百万円)に よる手取金を原資の一部として、長期借入金2,000百万円の期限前弁済に充当しています。上記の結果、2018年2月期末における有利子負債の残高は71,030百万円、LTVは38.6%となりました。JCRから格付けを取得していますがAA-(安定的)という評価を得ており、これは前期から変更はありません。