2018年7月6日にジャパンエクセレント投資法人が運用中の赤坂インターシティAIRについてDBJ Green Building認証を取得したと発表しました。

【赤坂インターシティAIR】
 所在地:東京都港区赤坂一丁目8番1号）
 竣工:平成29年8月31日
 評価:★★★★★

　(1)縦型ルーバーによる日射遮蔽、ウインドキャッチ型の自然換気、中温冷水による空調システム、雨水・中水の再利用、太陽光発電やコジェネレーションシステムの排熱利用など、省エネ・省資源に優れた取り組みがなされている点
　(2)最新スペックのオフィス環境に加え、オフィスラウンジやコンファレンス、託児施設やクリニック、大規模緑地など、オフィスワーカーや来街者、地域の人々を支える施設が充実している点
　(3)中圧ガスと重油を燃料とするデュアル燃料方式の非常用発電機による最大200時間の電源供給や強固な制震工法を採用するなど、優れたBCP対策がなされている点

　赤坂インターシティAIRは2017年8月に竣工した新築オフィスビルですから認証の取得も容易だったと思います。太陽光発電や排熱利用を行う仕組みを実装しているというところから物件の運営コスト削減も予め盛り込まれているというところは競争力の高いオフィスビルだと思います。第一立地が良いですしね。

　上記のDBJ Green Building認証の取得に合わせて、グリーンボンド発行に向けた訂正発行登録書の発行を行いました。グリーンボンド発行により調達した資金の使途はグリーン適格資産の取得に要した借入金の返済資金又は、既に発行した投資法人債（グリーンボンドを含みます。）の償還資金に充当します。

　グリーン適格資産は、本投資法人が保有する特定資産のうち、各グリーンボンドの払込期日において、過去2年以内に以下のいずれかの認証を取得済又は将来取得予定のものを指します。
　①DBJ Green Building認証：5つ星、4つ星もしくは3つ星の評価
　②CASBEE 不動産評価認証：Sランク、AランクもしくはB＋ランクの評価

　グリーン適格資産の直近の確定した期末帳簿価格の総額（2018年7月6日時点で合計9物件、1,588億円）に、直近期末時点の確定値（2018年7月6日においては、2017年12月期末時点）の総資産LTVを乗じて算出された負債額（以下「グリーン適格負債額」）をグリーンボンドの発行上限額と発表しています。。
 2018年7月6日時点での発行上限額は、689億円（グリーン適格資産1,588億円×総資産LTV43.4%）となります。

【引用元:ジャパンエクセレント投資法人プレスリリース】