森ヒルズリート投資法人が、2018年7月12日開催の投資法人役員会において、新投資口発行及び投資口売出しに関し決議したと発表しました。

1.公募による新投資口発行(一般募集)

(1)募集投資口数:118,400口
(2)払込金額(発行価額):未定 2018年7月24日(火)から2018年7月26日(木)までの間のいずれかの日に開催する投資法人役員会において決定します。なお、払込金額(発行価額)とは、投資法人が投資法人の投資口1口当たりの払込金として下記(6)記載の引受人から受け取る金額のこと。
(3)払込金額(発行価額)の総額:未定
(4)発行価格(募集価格): 未定 発行価格等決定日の㈱東京証券取引所における投資口の普通取引の終値(当日に終値のない場合には、その日に先立つ直近日の終値)から第24期(2018年7月期)の1口当たり予想分配金2,720円を控除した価格に0.90~1.00を乗じた価格(1円未満切捨て)を仮条件として需要状況等を勘案した上で決定します。
(5)発行価格(募集価格)の総額:未定
(6)募集方法:一般募集とし、みずほ証券㈱、SMBC日興証券㈱、 三菱UFJモルガン・スタンレー証券㈱及びUBS証券㈱、並びに大和証券㈱及び野村證券㈱に一般募集に係る投資口全てを買取引受けさせます。
(7) 引受契約の内容:引受人は、下記(10)記載の払込期日に払込金額(発行価額)の総額を本投資法人に払い込み、発行価格(募集価格)の総額との差額は、引受人の手取金となります。投資法人は、引受人に対して引受手数料を支払いません。
(8)申込単位:1口以上1口単位
(9)申込期間:発行価格等決定日の翌営業日から発行価格等決定日の2営業日後の日まで。
(10)払込期日:2018年8月1日(水)から2018年8月2日(木)までの間のいずれかの日。ただし、発行価格等決定日が、2018年7月24日(火)又は2018年7月25日(水)の場合は2018年8月1日(水)、2018年7月26日(木)の場合は2018年8月2日(木)とします。
(11) 受渡期日:払込期日の翌営業日とします。
(12) 払込金額(発行価額)、発行価格(募集価格)、その他この新投資口発行に必要な事項は、今後開催する投資法人役員会において決定します。ただし、正式決定前の変更等については、執行役員に一任します。
(13) 上記各号については、金融商品取引法による届出の効力発生を条件とします。

 
2.投資口売出し(オーバーアロットメントによる売出し)

(1)売出投資口数:5,920口 なお、上記売出投資口数は、オーバーアロットメントによる売出しの上限口数を示したものであり、需要状況等により減少し、又はオーバーアロットメントによる売出しそのものが中止される場合があります。売出投資口数は、一般募集の需給状況等を勘案した上で、発行価格等決定日に開催する本投資法人役員会において決定されます。
(2)売出人:みずほ証券㈱
(3)売出価格:未定発行価格等決定日に決定します。なお、売出価格は一般募集の発行価格
(募集価格)と同一の価格とします。
(4)売出価額の総額:未定
(5)売出方法:一般募集に当たり、その需要状況等を勘案した上で、一般募集とは別に、みずほ証券㈱が投資法人の投資主である森ビル㈱から5,920 口を上限として借り入れる投資口の売出しを行う。
(6)申込単位:1口以上1口単位
(7)申込期間:一般募集の申込期間と同一とします。
(8)受渡期日:一般募集の受渡期日と同一とします。
(9)一般募集を中止した場合は、オーバーアロットメントによる売出しも中止します。
(10) 売出価格、その他この投資口売出しに必要な事項は、今後開催する投資法人役員会におい て決定します。ただし、正式決定前の変更等については、執行役員に一任します。
(11) 上記各号については、金融商品取引法による届出の効力発生を条件とします。


3.取得資産の概要

  ①取得資産:虎ノ門ヒルズ森タワー(追加取得)   
  ②取得価格:26,070百万円
  ③鑑定評価額:28,836百万円(2018年6月1日時点)
  ④売買契約締結日:2018年7月12日
  ⑤引渡日:2018年9月3日
  ⑥取得先:森ビル㈱
  ⑦取得資金:新投資口発行の手取金、借入金及び自己資金
  ⑧支払方法:引渡時全額支払
  ⑨立地:2014年に完成した虎ノ門ヒルズは、東京都が施行する市街地再開発事業において、森ビル㈱が特定建築者となり、道路上空に建築物を建てる画期的な手法である「立体道路制度」を活用し、環状二号線の整備と一体的に建築された超高層複合タワーで、官民連携による都市開発の象徴的なプロジェクト。
 虎ノ門ヒルズ森タワーは、銀座線「虎ノ門」駅・東京メトロ日比谷線「神谷町」駅が徒歩圏にあり、霞ヶ関の官庁街を始め、丸の内・日比谷・銀座等東京の主要なビジネスポイントへのアクセスに優れた立地です。また、周辺エリアでは、複数の大規模な再開発プロジェクトが進行中であるほか、2020年には近接の東京メトロ日比谷線新駅の供用が開始される予定であり、国際的なビジネス・交流 拠点としてさらに発展すると考えています。

  ①取得資産:オランダヒルズ森タワー(追加取得)   
  ②取得価格:4,570百万円
  ③鑑定評価額:5,264百万円(2018年6月1日時点)
  ④売買契約締結日:2018年7月12日
  ⑤引渡日:2018年9月3日
  ⑥取得先:森ビル㈱
  ⑦取得資金:新投資口発行の手取金、借入金及び自己資金
  ⑧支払方法:引渡時全額支払
  ⑨立地:2005年に完成したオランダヒルズ森タワーは、森ビル㈱と東京都水道局との共同事業により、隣接する東京都水道局芝給水所の未利用容積を有効活用することで誕生したプロジェクト。既存の建物を集約・高層化することなどによりオープンスペースを創出し、オープンスペースに新たな緑を配することで、オランダ大使館と連続した緑豊かな景観が整備されています。

 14階から24階及び3階から4階、5階の一部に位置するオフィスフロアは、サイドコアの設計で、基準階賃貸可能面積は約1,040㎡(約314坪)、基準階天井高は2.8mの整形・無柱空間であり、フレキシビリティの高い快適な執務空間を提供しています。また、屋上に設けられた地上100mのルーフガーデンからは、東京タワーや六本木ヒルズなど東京を代表するランドマークが一望できます。

 あくまでもスポンサーの開発した大規模物件にこだわり続けていますが、もう少し他の物件を検討しても良いと思います。ですが、区分所有の追加取得なのでNOI利回りは悪化するとは思いますが競争力の高さはピカイチなので他のオフィス系J-REIT銘柄に比べれば引き続き安定感のある銘柄だと思います。