大和ハウスリート投資法人が2018年8月6日にR&Iの格付け見通しが上方修正されたと発表しました。

 ・格付対象:発行体格付
 ・変更前:A+(安定的)
 ・変更後:A+(ポジティブ)

 合併により資産規模が大幅拡大したことや財務面の安定性も高いので評価が上昇することは当たり前といえば当たり前ですがR&Iからポジティブ評価を得たことは大きいと思います。JCRの格付けなんかよりも信用力が違います。レジデンスとロジスティクスを中心としたポートフォリオとなっているためレジデンスが約140棟もあるので安定性は高いというも評価に影響しているのかと思います。ロジスティクスは収益性の高いアセットなのでNOI利回りは決して悪い訳ではありません。開示ベースでのLTVは以下のとおりです。
20180811大和ハウスリート投資法人R&Iの格付け


 2018年7月31日現在においては短期借入金は有りませんし、有利子負債は長期借入金(1年内返済予定長期借入金を含む)と投資法人債で構成されています。借入金合計は295,268百万円(長期借入金283,668百万円、1年内返済予定11,600百万円)であり、割合は長期が96.3%、短期が3.7%となっています。固定金利・変動金利比率は固定が95.4%、変動は4.6%であることから固定金利で返済までの猶予が長いということになります。