ジャパンエクセレント投資法人がR&I格付を取り下げると発表しました。JCR以外の格付けを取り下げる投資法人が増えていることが少々気になっています。

取り下げ対象格付

 格付機関: 株式会社格付投資情報センター(R&I)
 格付対象: 発行体格付
 格付(アウトルック): A+(安定的)
 
取り下げの理由

 R&Iによる債券格付を付与された第4回無担保投資法人債が、今般償還を迎えたこと格付の取り下げ依頼を行うことを決定。
 なお、日本格付研究所(JCR)及びムーディーズ・ジャパンから取得している格付けは引き続き維持される見通しです。

 格付機関: 株式会社日本格付研究所(JCR)
 格付対象: 発行体格付
 格付(アウトルック): AA-(安定的)

 格付機関: ムーディーズ・ジャパン株式会社
 格付対象: 発行体格付
 格付(アウトルック): A3(安定的)

 サスティナビリティではグリーンボンド債を発行し国際的なESG評価会社であるサステイナリティクス社より、 グリーンボンドとしての適格性につきセカンドパーティオピニオンを取得と決算説明会資料では国際的に活動する評価会社からの評価を自慢していたのにも関わらず国際的にJCRよりも知名度の高いR&Iの格付けを取り下げるところが腑に落ちません。これは確実にコスト面による都合と金融機関の格付けに対する意識が低くなっていることが理由と考えられます。

 コスト面ではJCRの方が審査料が最低でも1~2百万円程度安いです。また、機関投資家はPO増資時に応募する時の条件として「格付けを取得していること」を条件の1つとしている機関投資家が多いのです。しかし、「どこの格付機関からの評価か」といった部分には制限を付けていないことが圧倒的に多いのです。つまりどこからでも格付けで「安定的」というアウトルックを得ていれば問題無いので当然コストの低い(金を渡しておけば悪いようにはならない)JCRの格付けを取得しておけば他からの格付機関からの評価は必要無いということになります。つまりジャパンエクセレントはいずれムーディーズの格付けも取り下げるつもりなのではないでしょうか。私個人としては複数格付けを取得している投資法人への投資が一番安全ではないかと思います。