2016年4月14日にジャパン・シニアリビング投資法人の決算が発表されました。
当初の予想一口当たり2,181円のところ2,509円で着地しました。


上場後初の決算

 シニアは長期間固定の賃貸借契約に裏付けされた超安定的な運用アセットです。平均入居率は高いか低いかよくわからない88.2%です。決算説明会資料11ページの内部成長戦略ですが、オペレーターとの長期間固定賃料の場合に内部成長の余力があるのかは疑問です。

 シニアは高齢化の進む日本にとって必要なアセットだとは思いますが、決算説明会資料11ページにあるようなメンテナンスやCAPEX工事で賃料水準の維持はできても向上は難しくないですか?

 ホテルのように景気に連動するタイプのアセットでは無いため変な戦略は立てずに毎期1~2物件程度を購入していき分配金を拡大したほうが良いかと思います。

第1期財務指標
 ・一口当たり分配金   2,509円
 ・一口当たり当期純利益 2,510円
 ・売上高当期純利益率 18.45%
 ・LTV(有利子負債比率) 42.5%
 ・DSCR(デットサービスカバレッジレシオ) 10.2%
 ・有利子負債利子率 0.555%