2016年4月8日に福岡リート投資法人の決算が発表されました。
当初の予想一口当たり2,460円のところ2,631円で着地しました。
 
 物件を取得していなくても前期と比較し一口当たり分配金は11円の増加です。ですが、トップラインの賃貸事業収入自体が低下しているのでこの辺が現実のパフォーマンスなのだと思います。決算説明会資料26ページに福岡都市圏の人口増減グラフがあり、福岡県の人口が増えたのは解るのですが、実際に福岡圏での新規オフィスビルの供給はここ数年ございませんので商業施設、ホテルの内部成長に力を注いでいくのが福岡リートの基本セオリーだと思います。
20160421福岡リート

 ただ、ホテルは大分なので望み薄ですね。パッシブ商業としてアピールしているキャナルシティ博多、パークプレイス大分はインバウンド需要を確実にキャッチしている物件です。
 これらのことを踏まえると福岡圏はオフィスが集まる政令指定都市というか観光都市として評価した方がいいかもしれないです。