マリモ地方創生リート投資法人が2019年1月4日に岡山県のレジデンス、アルティザ東島田を取得したと発表しました。

取得資産の概要

  ①取得資産:アルティザ東島田   
  ②取得価格:700百万円
  ③鑑定評価額:730百万円(2018年10月31日時点)
  ④売買契約締結日:2019年1月4日 
  ⑤引渡日:2019年1月4日
  ⑥取得先:㈱マリモ
  ⑦取得資金:借入金及び自己資金 
  ⑧支払方法:引渡時全額支払
  ⑨立地:物件は、JR山陽本線・山陽新幹線「岡山」駅の南西方約900mに位置し、岡山市中心部のオフィスゾーンや、西日本最大級のショッピングモールである「イオンモール岡山」が徒歩圏内にあるなど近隣に生活利便施設等が豊富にあり、生活及び交通の利便性等に優れるため単身者を中心に相応の住宅需要が見込める地域です。

 運用会社(AM会社)は新築後2年の築浅物件で、内外装・設備等に相応のグレード感を有し、法人借上げ住宅等を中心に根強い住宅需要が期待される物件で、今後も安定的な収益獲得が見込めると判断しています。

 個人的にはあまり評価はしていないマリモ地方創生リート投資法人ですが今回は良い取得なのでは名井かと思っています。スポンサーの㈱マリモは広島県を本拠地とするディベロッパーなのでこのアルティザ東島田が立地する岡山県は当然縄張りの範囲内。当然この当たりの商圏にも詳しいでしょうからマーケットのデータは信用できそうです。また、プレスリリースによると主要なテナントとして挙げられている㈱リロケーション・ジャパンですが、この会社は社宅サービスを行っている会社なのでどこかな法人の社宅として利用されている可能性が高いです。当然、家賃が滞納されるケースも少なく、かつ、賃貸借期間も2年以上で利用される可能性も高いので稼働率の面で安定性は高いと考えられます。

 西日本のレジデンスということでサムティ・レジデンシャル投資法人が手を出しそうですが、中国地方となるとマリモ地方創生リートの方が情報収集が上手いのだと思います。このアルティザ東島田は掘り出しモノだと思います。今後も地方の掘り出しモノ物件を上手く探して取得できるようになれば機関投資家からの買い入れも起こり評価も上がってくるものと思います。