2019年1月7日にしんきんアセットマネジメントよりJ-REITマーケットレポートが開示されましたのでご紹介致します。
 2018年12月のJ-REIT市場は、内外の金融市場が荒れた動きになる中、売りに押される展開になりました。12月上旬は、前月に大きく上昇していたことから、利益確定売りが優勢になりました。その後は、米中の通商交渉の先行き不透明感や米国の景気減速への懸念を背景に株式市場が下落する中、J-REITは東京都心のオフィス空室率の低下や賃料の上昇 を受け、安定した分配金利回りへの期待が広がったことや長期金利の低下を好感し、一旦持ち直しました。ただ、米金融政策への警戒や、米政府機関の一部閉鎖などを受け、25日には東証REIT指数は一時1,709ポイントまで下落しました。
 その後は、相対的に高い分配金利回りに着目した買いなどから下げ幅を縮小する動きになりました。今後は、底堅い展開を予想します。米利上げ観測が後退していることに加え、国内でも来年度の国債発行額が減額される方針であることなどから、長期金利は低位で推移することが見込まれます。一方、J-REITの予想分配金利回りは4.0%を上回り、相対的に高い水準で推移しています。J-REITが上昇する場面では、利益確定売りに押されることも想定されますが、オフィスなど良好な賃貸市況を背景にした賃料の上昇や安定した分配金利回りに着目した買いなどが、J-REIT市場を支えそうです。とはいえ、米中の対立が激化することや、本格化する日米の通商交渉への警戒感が広がり、内外の金融市場が不安定になることには注意が必要です。
   
12月の主要指標
20190112しんきんアセットJ-REITマーケットレポート

 東証REIT指数
  1,774.06円前月比(▲2.4%)

 東証REIT指数(用途別)
  オフィス   1,816.37(前月比▲2.7%)
  住宅     2,668.82(前月比▲0.7%)
  商業・物流等 2,085.89(前月比▲1.3%)

 株式他で運用していた資金の逃げ込み先として以外に市場価格は安定していたのではないかという印象を受けました。また、エスコンジャパンリート投資法人の上場が2019年2月13日に予定されているためこちらも注目なJ-REITだと思います。