ヘルスケア&メディカル投資法人が2019年1月11日にSOMPOケアラヴィーレ浜川崎他7棟のヘルスケア施設の取得を発表しました。
取得資産の概要
①取得資産:SOMPOケアラヴィーレ浜川崎
②取得価格:1,710百万円
③鑑定評価額:1,820百万円(2018年11月30日時点)
④売買契約締結日:2019年1月11日
⑤引渡日:2019年2月1日
⑥取得先:非開示
⑦取得資金:新投資口発行による調達資金、借入金及び自己資金
⑧支払方法:引渡時全額支払
⑨立地:JR東海道本線・京浜東北線ほか「川崎」駅東口バス乗り場からバスで約10分、「渡田小学校前」バス停で下車し、バス停の目の前に位置します。近隣地域の北側周辺地域は住宅地域、南側周辺は、イトーヨーカドーやコーナン等の大型の商業施設があります。対象不動産の1階は、デイサー ビスや薬局等、2階はグループホーム、2~4階は介護付有料老人ホームです。介護付有料老人ホーム のオペレーターであるSOMPOケア㈱は、介護業界の最大手であるSOMPOホールディング スのグループ会社です。
①取得資産:はなことば新横浜
②取得価格:2,071百万円
③鑑定評価額:2,230百万円(2018年11月30日時点)
④売買契約締結日:2019年1月11日
⑤引渡日:2019年2月1日
⑥取得先:非開示
⑦取得資金:新投資口発行による調達資金、借入金及び自己資金
⑧支払方法:引渡時全額支払
⑨立地:JR横浜線、東海道・山陽新幹線「新横浜」駅から徒歩約8分と交通利便性に優れた地域に存しており、入居者募集や職員確保の面において立地条件が優っています。2004年築の建物であり、要介護認定者の入居を前提とした設計・仕様となっています。全室個室で、各居室は約18㎡と十分居室面積を確保している等、代替競争等の関係にある類似不動産と比較して遜色ない建物条件を備えています。
①取得資産:はなことば新横浜2号館
②取得価格:375百万円
③鑑定評価額:401百万円(2018年11月30日時点)
④売買契約締結日:2019年1月11日
⑤引渡日:2019年2月1日
⑥取得先:非開示
⑦取得資金:新投資口発行による調達資金、借入金及び自己資金
⑧支払方法:引渡時全額支払
⑨立地:「はなことば新横浜2号館」は、プラウドライフ株式会社が運営する、2007年6月に開設された、定員数22名の介護付有料老人ホームです。JR「新横浜」駅から徒歩約8分と交通利便性に優れ、周辺にはオフィスやホテル、文化・スポーツ施設等が混在する地域です。施設は地下1階付地上7階建で、診療所が併設されており、密接な医療連携が確保されています。「アットホームな雰囲気の身近なホーム」を標榜し、隣接するはなことば新横浜との差別化を図っています。
①取得資産:はなことば小田原
②取得価格:880百万円
③鑑定評価額:948百万円(2018年11月30日時点)
④売買契約締結日:2019年1月11日
⑤引渡日:2019年2月1日
⑥取得先:非開示
⑦取得資金:新投資口発行による調達資金、借入金及び自己資金
⑧支払方法:引渡時全額支払
⑨立地:施設周辺は、海岸に近く、戸建住宅が建ち並ぶ地域となっており、住環境は良好といえます。JR「小田原」駅まで車で約10分と、交通アクセスは概ね良好です。対象不動産は、1人部屋(55部屋)が18.0 ㎡、2人部屋(5部屋)が24.0㎡となっています。周辺施設についてみると、個室中心で、居室面積(個室利用)は18㎡前後の施設が多く、定員数や築年等においても、対象施設は概ね標準的であると思われます。個室によりプライベート空間を確保の上、併設する医療機関と連携し、リハビリテーションが利用できる等サービスも充実しており、近隣の介護付有料老人ホームと比してサービスは良好であるものと思料。
①取得資産:ベルジ箕輪
②取得価格:1,620百万円
③鑑定評価額:1,700百万円(2018年11月30日時点)
④売買契約締結日:2019年1月11日
⑤引渡日:2019年2月1日
⑥取得先:非開示
⑦取得資金:新投資口発行による調達資金、借入金及び自己資金
⑧支払方法:引渡時全額支払
⑨立地:JR信越本線「群馬八幡」駅の北方約6㎞に位置する中層の介護付有料老人ホームです。交通・接近条件はやや劣るものの、周辺にはスーパーマーケット、医療機関等が建ち並び、生活利便性は概ね良好です。対象建物は「本館・新館(駐車場)」及び「別館」の2棟から構成されており、それぞれ食堂、介護浴室、多目的ホール、事務室等を有しているほか、「本館・新館」には理容室、喫茶室・売店室等も設置されており、近年開設した老人ホームと比較しても遜色のない内容となっています。以上のこと等を勘案し、対象不動産を代替・競争等の関係にある不動産と比較した場合、その競争力は標準的なものと判断。
①取得資産:ベルジ武尊
②取得価格:1,290百万円
③鑑定評価額:1,360百万円(2018年11月30日時点)
④売買契約締結日:2019年1月11日
⑤引渡日:2019年2月1日
⑥取得先:非開示
⑦取得資金:新投資口発行による調達資金、借入金及び自己資金
⑧支払方法:引渡時全額支払
⑨立地:JR上越線「沼田」駅より北東方約7.5kmに位置し、車での所要時間は約17分、関越自動車道「沼田I.C.」からの車での所要時間は約6分程度であり、専ら自動車利用である当地域において、交通・接近条件について特段の難は見られません。対象不動産周辺には農家住宅や田畑が多くみられ、自然豊かな閑静な地域です。利便施設は少ないものの、対象不動産の南西方約1.0kmに医療法人社団ほたか会ほたか病院があり、老人ホームとして立地の優位性が認められます。以上のこと等を勘案し、対象不動産を代替・競争等の関係にある不動産と比較した場合、その競争力は標準的なものと判断。
①取得資産:サニーライフ北品川
②取得価格:1,825百万円
③鑑定評価額:1,960百万円(2018年11月30日時点)
④売買契約締結日:2019年1月11日
⑤引渡日:2019年2月1日
⑥取得先:非開示
⑦取得資金:新投資口発行による調達資金、借入金及び自己資金
⑧支払方法:引渡時全額支払
⑨立地:京浜急行電鉄本線「新馬場」駅から徒歩約5分の距離に位置しており、駅近の都心立地ながらも、近隣地域は閑静な住宅地域が形成されており、住環境は良好です。建物については、竣工後間もない稀少物件で、建物内の設備水準も標準的です。総居室数66戸で一般的にオペレーションのしやすい規模となっており、各階には内廊下をはさんで南北に小規模の居室が効率的に配置されています。対象建物は、利用者のニーズが集中する低価格帯の料金設定となっており、入居時の一時金や敷金等も設定されていないため、代替施設との競争力は優位にあるものと思料され、高稼働を維持した運営が期待されます。
①取得資産:シップ千里ビルディング
②取得価格:12,920百万円
③鑑定評価額:1,320百万円(2018年11月30日時点)
④売買契約締結日:2019年1月11日
⑤引渡日:2019年2月1日
⑥取得先:非開示
⑦取得資金:新投資口発行による調達資金、借入金及び自己資金
⑧支払方法:引渡時全額支払
⑨立地:北大阪急行電鉄南北線「千里中央」駅から徒歩約3分の距離に所在する、病院、老人 ホーム、店舗等複合施設です。周辺には、大規模な商業施設、学術・研究施設、文化施設等が集積するほか、これら施設の利用者向けに大規模駐車場が計画的に配置されています。対象施設の過半を占める病院は、2次医療圏最大数の療養病床を有し、病院と並ぶキー用途となっている老人ホームについても、全室個室でプライベート空間を確保の上、24時間介護職員が常駐しており、充実したサービスが提供されています。
ヘルスケア&メディカル投資法人というよりもシニア系J-REITの中でここまで大規模な取得は始めてであるという点で個人的には嬉しい限りです。年明けからどこの投資法人でも一気にPO増資を絡めての取得を発表しており、2019年のスタートを良い形で切ろうというかく運用会社の意気込みが感じられます。しかし、実務者的にはなんか必死感が出ていて返って心配になります。しかし、ヘルスケア施設の場合は少子高齢化がプラスに働くので特に東京オリンピック関係なく今が買い時だと考えられます。
コメント
このブログにコメントするにはログインが必要です。
さんログアウト
この記事には許可ユーザしかコメントができません。