インフラファンドは現在のところ6社ほどが上場しておりますが、4月に入っても九州電力の出力抑制の影響のお知らせのプレスリリースが公開されています。九州地方は太陽光発電に適した土地ではあるのですが再生可能エネルギーの発電所も多く供給過多が続いています。その影響は火力発電所、ガス発電所だけでなくインフラファンドの保有する太陽光発電所や風力発電所にも影響を及ぼしています。
タカラレーベン・インフラ投資法人
月次発電量実績(第7期2018年12月~2019年5月)
・2018年12月、物件数25件、パネル出力:69.5MW、発電量予測値:4,933,214kWh、発電量実値:4,499,938kWh 差異:-433,276kWh
・2019年1月、物件数25件、パネル出力:69.5MW、発電量予測値:5,496,611kWh、発電量実値:6,098,726kWh 差異:+602,115kWh
・2019年2月、物件数25件、パネル出力:69.5MW、発電量予測値:6,241,232kWh、発電量実値:5,485,423kWh 差異:-755,809kWh
・2019年3月、物件数25件、パネル出力:69.5MW、発電量予測値:7,723,277kWh、発電量実値:7,832,424kWh 差異:+109,148kWh
※2019年3月の発電電力量は、一部の発電所で想定発電量を若干下回ったものの、全国的に月間日照時間が多かったため、発電量予測値の想定発電量に対して約1.4%増の7,832,424kWhとなりました。
日本再生可能エネルギーインフラ投資法人
月次発電量実績(第5期2019年2月~2019年7月)
・2019年2月、物件数35件、パネル出力:68.5MW、発電量予測値:3,779,831kWh、発電量実値:3,535,375kWh 差異:+244,456kWh
・2019年3月、物件数35件、パネル出力:68.5MW、発電量予測値:5,403,523kWh、発電量実値:4,899,581kWh 差異:+500,942kWh
※発電所数はトップですが、発電量は予想を上回っています。出力抑制の影響はあるものの発電量が上回るということは当然売電量も上昇することになるので分配金が上昇することになります。
カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人
月次発電量実績(第3期2019年1月~2019年6月)
・2019年1月、物件数18件、パネル出力:105.6MW、発電量予測値:6,820,889kWh、発電量実値:6,942,695kWh 差異:+121,805kWh
・2019年2月、物件数18件、パネル出力:105.6MW、発電量予測値:7,479,157kWh、発電量実値:7,183,722kWh 差異:-295,436kWh
・2019年3月、物件数20件、パネル出力:108.9MW、発電量予測値:9,748,257kWh、発電量実値:10,128,619kWh 差異:+380,362kWh
※2019年3月の発電電力量実績は、ポートフォリオ合計では10,128,619kWh、予想発電電力量対比で103.9%となりました。
東京インフラ・エネルギー投資法人
月次発電量実績(第3期2019年1月~2019年6月)
・2019年1月、物件数5件、パネル出力:20MW、発電量予測値:1,598,707kWh、発電量実値:1,632,270kWh 差異:+33,563kWh
・2019年2月、物件数5件、パネル出力:20MW、発電量予測値:1,677,684kWh、発電量実値:1,697,017kWh 差異:+19,334kWh
・2019年3月、物件数5件、パネル出力:20MW、発電量予測値:2,251,896kWh、発電量実値:2,370,309kWh 差異:+118,413kWh
※2019年3月の発電量実績値は、ポートフォリオ合計で、発電量予測値に対し5.3%多2,370,309kWhとなりました。
エネクス・インフラ投資法人
月次発電量実績(第2期2019年2月~2019年11月)
・2019年2月、物件数5件、パネル出力:37.6MW、発電量予測値:1,859,569kWh、発電量実値:1,771,370kWh 差異:-88,199kWh
・2019年3月、物件数5件、パネル出力:37.6MW、発電量予測値:4,206,567kWh、発電量実値:4,084,828kWh 差異:-121,739kWh
※エネクス・インフラ投資法人は上場後間もないのですがさっそく発電量が予想値を下回っています。まあ、正直ノウハウを持っていた訳では無いと言いたいところですが、IPOのためにあえて強気の計画を立てたのかもしれませんが既に上場しているインフラファンドが毎月発電量を公表していることは知っていたはずなのでこの辺までしっかり考えておくべきだったのではないかと思います。
いちごグリーンインフラ投資法人
月次発電量実績(第2期2018年7月~2019年6月)
・2018年7月、物件数15件、パネル出力:29.43MW、発電量予測値:3,418,117kWh、発電量実値:3,624,652kWh 差異:+206,535kWh
・2019年8月、物件数15件、パネル出力:29.43MW、発電量予測値:3,478,494kWh、発電量実値:3,622,499kWh 差異:+144,005kWh
・2019年9月、物件数15件、パネル出力:29.43MW、発電量予測値:3,033,437kWh、発電量実値:2,803,042kWh 差異:-230,395kWh
・2019年10月、物件数15件、パネル出力:29.43MW、発電量予測値:2,865,438kWh、発電量実値:2,895,669kWh 差異:+30,231kWh
・2019年11月、物件数15件、パネル出力:29.43MW、発電量予測値:2,174,038kWh、発電量実値:2,405,927kWh 差異:+231,889kWh
・2019年12月、物件数15件、パネル出力:29.43MW、発電量予測値:1,993,313kWh、発電量実値:1,686,609kWh 差異:-306,704kWh
・2019年1月、物件数15件、パネル出力:29.43MW、発電量予測値:2,111,049kWh、発電量実値:2,074,486kWh 差異:-36,563kWh
・2019年2月、物件数15件、パネル出力:29.43MW、発電量予測値:2,377,363kWh、発電量実値:2,156,570kWh 差異:-220,793kWh
・2019年3月、物件数15件、パネル出力:29.43MW、発電量予測値:3,128,232kWh、発電量実値:3,220,862kWh 差異:+92,630kWh
※発電量は良くも悪くもブレまくっているのがいちごグリーンインフラ投資法人の特徴。6ヵ月決算では分配金のブレが大きいということが分かり1年決算で安定化を図る方向に舵を切りました。
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